落語で交通安全呼びかけ JA西東京が高齢者対象に教室、笑いで脳を活性化
JA西東京(青梅市野上)が12月9日、霞共益会館(同)で高齢者を対象に落語で交通事故への注意を呼びかける交通安全教室を開催した。(西多摩経済新聞) 高齢になると俊敏性や判断力が衰えることから、高齢者の事故は、一時停止の無視、信号無視、横断歩道以外を渡るなどで発生件数が上位を占める。 落語家の桂こけ枝さんは、集まったおよそ80人を前に小ばなしを披露。「頭の体操と笑いが脳を活性化し、判断力を維持する。ルールを守ることで交通事故を防げる」と訴え、会場には明るい笑い声があふれた。 落語に先立ち、参加者は俊敏性を維持する体操に取り組んだほか、青梅警察署生活安全課署員から侵入窃盗や悪質商法を防ぐ指導を受けた。同署によると、今年は青梅市、奥多摩町の同署管内で24件、6,500万円以上の詐欺被害が発生しているという。 開会のあいさつで代表理事組合長の松永重徳さんは「ルールを守り、注意し、俊敏性や判断力を維持することが大切。窃盗や悪質商法は巧妙化、凶悪化しているので備えが大事」と訴えた。
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