【高校サッカー千葉全力応援】“赤き龍”復活へ「流通経済大柏」を応援したい5つのこと
4.伝統のハイプレスに加わった“奪い返し”の速さ
今年の強さについて榎本監督は「奪われた後にすぐ奪い返すスピードはかなり意識してトレーニングしてきた。それはどのチームよりも速い」と自負します。ハイプレスをかいくぐるチームもいる中、切り替えの速さを強化。 また、どんな場面でも自ら考え、主体的な判断力を養うため紅白戦も重視してきました。榎本監督は「高円宮杯 JFA U-18 プレミアリーグやプリンスリーグなど4つのカテゴリーのチームがあり、優勝争いするチームもある。だから紅白戦のレベルがとても高い。これは流経の伝統です」と誇ります。
5.プロ内定コンビに加え10番の復活
攻撃の中心は変幻自在のドリブルで左サイドを支配する亀田歩夢選手(3年)。J2昇格を決めたカターレ富山への加入が内定していて「いちいちうまいプレーをして、差を見せたい」と話しています。 一方、右サイドの中心はJ1・湘南ベルマーレ加入内定の松本果成選手(3年)。今年度当初は右サイドバックの起用が多かったものの、選手権千葉決勝後半ではフォワードでプレーするなどスプリントで相手の裏スペースをつく選手です。 そして求められるのがエースの復活。創造性あるパスやシュートを武器とする10番・柚木創選手(3年)は選手権千葉大会ではケガの影響でスタメン出場が叶いませんでした。柚木選手は「本当に悔しかった。このうっぷんは全国で晴らします」と誓います。目標は86回大会得点王の大前元紀選手を超えること。 「選手権決勝でも得点していて大前選手は本当にすごい選手。超えられるぐらいの得点をとってチームを勝たせたい」と意気込みます。 流通経済大柏の初戦は12月31日に行われる佐賀代表・佐賀東との2回戦。 “赤き龍”復活へー。前からの圧力とタレント性を誇るリュウケイが全国の舞台に帰ってきます。 (取材・文 高校サッカー選手権民放43社/千葉テレビ放送)