【高校サッカー千葉全力応援】“赤き龍”復活へ「流通経済大柏」を応援したい5つのこと
「カシワの木のように、つづいていくまち柏」 都心から近い天然湖沼・手賀沼を有し、自然と都市が広がる街・千葉県柏市。市の木に指定されているカシワの木は、葉が途切れずいつも木についていることから「子孫繁栄」など縁起の良い木として知られています。 その柏市に学校を構えるのが、12月28日に開幕する第103回全国高校サッカー選手権大会に千葉代表として出場する流通経済大柏です。 12月31日の全国大会2回戦では、佐賀代表・佐賀東と県立柏の葉公園総合競技場で対戦しますが、その千葉代表・流通経済大柏の応援したい5つのポイントを紹介します。
1.ラグビー日本代表や駅伝日本一選手がOB
流通経済大学の付属高校として千葉県柏市に創設され、2025年度には創立40周年を迎える流通経済大柏。 ラグビー部は30年連続全国大会出場と千葉の高校ラグビー界で圧倒的な力を誇示しています。日本代表として活躍するワーナー・ディアンズ選手はラグビー部OB。そのほか、青山学院大学で主将を務め箱根駅伝日本一に貢献した鈴木塁人選手やお笑いトリオ・ハナコの菊田竜大さんの母校でもあります。
2.名将から受け継いだバトンで2回目の日本一へ
学校創立とともに創部されたサッカー部も強豪。2007年度の86回大会では大前元紀選手(元清水エスパルス)や田口泰士選手(現ジェフ千葉)らを擁して、初の選手権全国大会優勝。 当時の本田裕一郎監督は習志野でもインターハイ優勝の経験があり、両校で日本一を成し遂げました。その名将・本田前監督からバトンを引き継いだのは習志野時代の教え子でもある榎本雅大監督。 2021年度の100回大会は県決勝で市立船橋に勝利したものの全国大会初戦で敗退。本田前監督が監督として2回目の全国大会で優勝を達成したように「流経に再び日本一をもたらしたい」と話しています。
3.雪辱を果たす“柏ダービー”
11月9日に行われた、全国高校サッカー選手権大会千葉決勝。決勝では初となる“柏ダービー”が実現しました。相手は3大会連続で決勝に進出した、同じ柏市の名門・日体大柏。 一方、流通経済大柏は前年度の選手権千葉準決勝で日体大柏に敗れています。3大会ぶりの県決勝でしたが、榎本監督は「選手にとって初めての県決勝で少し緊張感はあったが、強い気持ちや魂を感じた」と振り返ります。 試合は立ち上がりから伝統的なハイプレスがはまります。前半7分、ゴール前で2人に囲まれながらも、粕谷悠選手(3年)がボールをキープ。粕谷選手のパスに低い弾道で合わせたのはダブルキャプテンのうちの一人・奈須琉世選手(3年)でした。 その後もセットプレーから奈須選手が2点目、粕谷選手も2得点と終始試合の主導権を握り4対1で勝利。日体大柏にリベンジを果たし、3大会ぶり8回目の全国大会出場を決めました。