広島県内でも始まる冬支度 寒い季節に欠かせない鍋料理は葉物野菜高騰で食卓悲鳴
広島テレビ放送
寒い季節に欠かせないのが「鍋料理」ですが、葉物野菜の高騰により食卓に影響が出ています。 7日朝の最低気温は神石高原町で3.6℃など、県内16か所でこの秋一番の冷え込みとなりました。縮景園では、庭師が38本のソテツに「こも」を巻いていきました。南国に自生するソテツは寒さに弱く、葉っぱが霜で焼けるのを防ぐためです。 ■来園者 「冬の一つの入口」 ■縮景園の庭師 髙森俊正さん 「きょうは思ったより寒くなったので、秋から冬になる瞬間を感じてもらえたら」 冬に欠かせないものといえば…。 ■庭田杏珠記者リポート 「きょうは鍋の日ということで、こちらのスーパーでは白菜がこの大きさでこの値段。お買い得ですね」 ■買い物客 「大きくて、この値段で(買うことができ)ない白菜丸一個。鍋にしましょうかね!」 「鍋料理」に欠かせないのが白菜です。しかし、夏の暑さや大雨の影響で葉物野菜全般が高騰。 ■たかもり 伊木英人 副社長 「いまこの安く仕入れた在庫がなくなったら、次からは1玉300円くらいになる」 キャベツは平年比で約1.4倍。トマトも大きく値上がりしています。 ■買い物客 「しんどいです」 「野菜より豆腐とかきのことか野菜以外の具材を入れて(かさ増し)。年金暮らしにはつらい」 ■買い物客 「簡単だし食べたいけど安いお野菜で考えないと」 食卓に重くのしかかる野菜価格の高騰…。店によると、12月には九州産の野菜が入荷し、値段が下がる見通しです。 (スタジオ) ■宮脇靖知キャスター 野菜の価格ですが、広島市中央卸売市場によると「キャベツ」の高騰がポイント。夏の高温の影響で九州産に遅れ。2023年と比較し、卸値で1キロ167円が206円に。その代替として、白菜やレタスなど葉物野菜全般が値上がり傾向。11月いっぱいは高値の見込み。にんじん、じゃがいも、玉ねぎなどは安定しており、しばらくは鍋物より煮物やシチューなどがおススメと言えそうです。 (2024年11月7日放送)