岸氏、大差で再選 羽咋市長選、本吉氏に2942票差
任期満了に伴う羽咋市長選は6日、投開票が行われ、無所属現職の岸博一氏(69)=旭町=が7446票を獲得し、無所属新人で前市議の本吉典子氏(42)=滝町=に2942票差をつけて再選を果たした。岸氏は1期4年の実績や国、県との連携強化を訴えて支持を集めた。投票率は70・28%で、2020年の74・62%を下回った。 岸氏は稲村建男県議や市議会第1会派「輝政会」が支持し、本吉氏は夫の本吉淨与前県議や山辺芳宣前市長、市議会第2会派「新風はくい」の支援を受けた。177票差の激戦だった前回選と同じ構図で、市を二分する選挙戦を繰り広げた。 岸氏は子育て支援や定住促進、教育環境の充実などの実績をアピールし、国、県とのパイプを生かした市政の継続を強調。組織力を生かした選挙活動で幅広い支持を得た。 一方、現市政の震災対応を批判して出馬した本吉氏は「市民が真ん中」を掲げ、意見交換会の定期開催や震災対応の強化を訴えたものの、票を伸ばすことができなかった。 岸氏の新たな任期は11月1日から4年間となる。当選証書付与式は今月8日に市役所で行われる。 ★きし・ひろいち 1977(昭和52)年、明治大法学部卒。同年、羽咋市役所に入り、企画財政課長、市教委教育次長などを歴任。2016年の羽咋市長選に落選後、17年の同市議選、20年の市長選で当選した。羽咋市旭町ア231の1。 ■羽咋市長選開票結果 当 7,446 岸 博一 無現 4,504 本吉 典子 無新 全票終了、無効108