祖父は「55歳で定年」したそうです。今は定年後も60代で働いている人が多いですが、定年後に働きつづけるメリット・デメリットを教えてください。
定年後、働きつづけることのデメリット
定年後、働きつづけるデメリットには何があるのでしょうか。働くことで次の2つのデメリットが生じることがあります。 ■デメリット1. 気力・体力が低下することで働くことがつらくなる可能性がある 高齢になればなるほど体力が低下して、働くことにつらさを感じることがあるかもしれません。また、精神的な負担になる恐れもあります。 ■デメリット2. 仕事ばかりで趣味や旅行ができない可能性がある 現役時代同様に働きつづけていると、思ったほど趣味に打ち込んだり、旅行に行けなかったりする可能性もあります。後悔することのないように、短時間などの働き方も検討しましょう。
まとめ
老後も働きつづけることは、安定した収入が得られたり、仕事が生きがいや社会的な居場所ともなったりするので、メリットと感じられます。しかし、働くことが全てではありません。退職前に、老後どのくらいのお金が必要なのか、自分がこれからしたいことは何かを考え、自分に合った働き方を選ぶことが大切でしょう。 出典 内閣府 令和5年版高齢社会白書 厚生労働省 令和5年賃金構造基本統計調査の概況 厚生労働省年金局 令和4年度厚生年金保険・国民年金事業の概況 公益財団法人生命保険文化センター 2022(令和4)年度生活保障に関する調査 執筆者:水上克朗 ファイナンシャルプランナー、CFP(R)認定者、1級ファイナンシャルプランニング技能士、DC(確定拠出年金)プランナー
ファイナンシャルフィールド編集部