「つばさの党」代表らの初公判 検察側“知名度上げることができると考えた”
日テレNEWS NNN
ことし4月の衆議院東京15区補欠選挙で、他の候補者の選挙活動を妨害した罪に問われている政治団体「つばさの党」代表の黒川被告ら3人の初公判が開かれ、黒川被告が「当然無罪です」と述べるなど3人はいずれも無罪を主張しました。 「つばさの党」の代表・黒川敦彦被告と幹事長・根本良輔被告、杉田勇人被告の3人は、ことし4月に行われた衆議院東京15区補欠選挙で、他の候補者に対し街頭演説中に拡声器を使って大音量で怒号を浴びせたり、選挙カーを執拗に追いかけたりするなどして、選挙活動を妨害した罪に問われています。 20日、東京地裁で開かれた初公判で、黒川被告は「政治的に意味のある適法な行為で当然無罪」と述べ、根本被告は「他の立候補者に質問して疑惑を追及しただけだ」として、3人はいずれも起訴内容を否認し無罪を主張しました。 検察側は冒頭陳述で「国政選挙で他の候補者に押しかけ行為を行えば、話題となり知名度を上げることができると考え、選挙運動を妨害することを街頭宣伝活動の中心にすると決めた」と指摘。 一方、弁護側は「公職選挙法は選挙の自由を妨害する行為について、線引きを明確にしているとは言えない」「3人の活動は選挙活動そのものだ」と主張しました。
