ベストセラー『1分で話せ』の伊藤羊一さんが絶賛 「ビジネス脳の土台」作りにうってつけの1冊(レビュー)
忙しい日々、その中でも自らをアップデートしたい……。 そんな方のためにビジネスパーソンが読むべき本を、120万人が利用する本の要約サービスが厳選し、紹介するのが『必読ベストセラーを超要約! ビジネス書大全:一生モノの仕事力が身につく名著100冊を1冊にまとめてみた』だ。 【マンガ】社会人がスキルアップするための「ツール」 『ビジネス書大全』の使い方とは 武蔵野大学 アントレプレナーシップ学部学部長など幅広く活躍し、65万部のベストセラー『1分で話せ』の著者でもある、伊藤羊一さんが、本書を読むべき理由を力説する。 *** filerって要約サイトじゃないですか。 本書は、それを要約しているんですよ。 普通に考えて、内容は薄くなりそうですよね? いやいやいや。そうではないのですよ。 深くて、厚いというわけではないですが、 自信をもってこれは読むに値するとお伝えできます。 自分の本が掲載されているから、ということではありません(少しはあります 笑)。 いくつか理由があります。 まず、現在、人々が手にする「名著」と言われている本を100冊というボリューム感(これがちょうどいい)でカバーしている、ということです。例えば『世界最高の話し方』『お金2.0』というタイトルだけ見ても、内容がイメージできません。少しは「ああ、こんな感じ!」と知りたいですよね。それには本書は、最適です。 で、そのカバーの仕方として、本書では100冊を7つの章立に分けています。本を探す際、みなさんは頭の中でジャンルをどのくらいイメージしてらっしゃいますか? 僕は、「コミュニケーション、習慣、思考術・リーダーシップ、社会、、、」というテーマは常に頭の中にありますが、「お金」「健康・メンタル」については、ひとまず頭の中にはありません。 そうすると、どうなるか。やはり読む本の傾向は偏ってくるんです。そういう読み方もいいですが、本書はそれを、いい感じに修正してくれます。
内容は、想定以上に「充足感」があります。それぞれの本の著者の方も「ご著書の土台はこうですよね?」と聞いたら「それはそうだね」とうなずくと思います。 それは、自分の本『1分で話せ』で確認してみるとわかります。要点、おすすめポイント、一読のススメ、の構成が絶妙です。内容は「要点」でおさえておき、本全体のイメージを「おすすめポイント」で把握し、「一読のススメ」で読む気になる。 そして、その構成がコンパクトだから、サラサラ読めるわけです。そうすると何が起きるか。本書を通読することで新しい価値が生まれてきます。自分の頭の中に、100冊が合わさってできた「ビジネス脳の土台」ができあがってくるのですね。 ある意味、100冊によるAIのアウトプットみたいな感じで。それが驚きでした。 ビジネスで成果を出したい方はひとまず、ここからスタートしましょう。 ビジネス脳の土台をつくって、現場でチャレンジください! [レビュアー]伊藤羊一(武蔵野大学 アントレプレナーシップ学部 学部長) 武蔵野大学 アントレプレナーシップ学部 学部長。Musashino Valley 代表、Voicyパーソナリティ、株式会社ウェイウェイ代表。アントレプレナーシップを抱き、世界をより良いものにするために活動する次世代リーダーを育成するスペシャリスト。2021年に武蔵野大学アントレプレナーシップ学部(武蔵野EMC)を開設し学部長に就任。2023年6月にスタートアップスタジオ「Musashino Valley」をオープン。「次のステップ」に踏み出そうとするすべての人を支援する。また、ウェイウェイ代表として次世代リーダー開発を行う。代表作「1分で話せ」は65万部のベストセラーに。 協力:新潮社 新潮社 Book Bang編集部 新潮社
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