札幌テレビ塔を徹底解剖したら「時計に文字」「幻の施設」「テレビ父さんは非公式」ナゾ次々と
名残今なお…さっぽろテレビ塔にあった「観光施設」
そのテレビ塔、もともとの正式名称は「観光センター」だったんです。 実は「幻の観光施設」もあったそうです。 その幻の施設は、3階部分の屋上にひっそりと残っていました。
(さっぽろテレビ塔 菊池遼太さん)「こちらがプラネタリウム館ですね。ここは市民の憩いの場でもありました」 1957年に誕生したプラネタリウムです。
東京・大阪についで全国3番目に誕生し、修学旅行の団体客や多くの市民が訪れ大盛況でした。
(宮永キャスター)「おおー、ほんとだ。これは確かにプラネタリウム。音の響き方が全然違う。ドームになっているので自分の声がまた跳ね返ってまた中心にくるから」
(さっぽろテレビ塔 菊池遼太さん)「当時大変珍しいものでありましたので、触られたり故障したりだとか、盗難にあったりということで聞いております」 プラネタリウムは開業からわずか5年で閉鎖されてしまいました。
ピーク時には1年で69万人が訪れていたテレビ塔ですが、入場者数が29万人にまで落ち込んだ時期もありました。 そこに現れた救世主がー
第人気キャラ「テレビ父さん」実は…
(宮永キャスター)「あ、ありました。テレビ父さん。いまやテレビ塔のキャラクターとしてすっかりおなじみですけれども」 展望台につくられたテレビ父さん神社です。
その横にはグッズが所狭しと並んでいますがー 実はこのテレビ父さん、非公式のキャラクターなんです。
ではテレビ塔の「公式キャラクター」とは?
(宮永キャスター)「ということは別に公式のキャラクターというのもいるんですか?」 (さっぽろテレビ塔 菊池遼太さん)「公式キャラクターはタワッキーという名前です」 (宮永キャスター)「タワッキー!?すみません私、見たことも聞いたこともないんですが」
こちらが公式キャラクターの「タワッキー」です。 ご存じでしたか?
2002年4月に誕生しましたが、そのわずか1か月後に札幌在住のイラストレーターがテレビ父さんを考案すると、またたく間に人気者に。 (宮永キャスター)「これはかなりレアな存在ですね。本当にごくごく限られたイベントで何かグッズとして出てくる?」 (さっぽろテレビ塔 菊池遼太さん)「そうですね。階段上りの達成者の方にステッカーとしてプレゼントしたり。テレビ父さんもタワッキーも一緒に盛り上げていきたいと考えています」
(宮永キャスター)「これからはちょっとタワッキーの活躍の場は増えていくかもしれませんね。頑張ろうね」 テレビ父さんの人気もあって、今では年間40万人以上の利用客が訪れているテレビ塔。 有形文化財の登録を機にテレビ塔を訪れて「市民も魅力を再発見」してみてはいかがでしょうか。