札幌テレビ塔を徹底解剖したら「時計に文字」「幻の施設」「テレビ父さんは非公式」ナゾ次々と
当初検討されたとみられるこちらのデザインは、「公共性が認められない」と道に却下されたようです。 そこで考え出されたのが、広告ではなく「時計を寄贈する」という案でした。
(さっぽろテレビ塔 菊池遼太さん)「この写真もですね、ナショナルのナの横、ここに寄贈という文字がございます」 (宮永キャスター)「これは広告じゃなくて市民のための時計ですよ、これプレゼントですよ。歴史ですね」 近く国の登録有形文化財に指定される「さっぽろテレビ塔」。 実は、兄弟がいることをご存じでしょうかー
古い順からー (さっぽろテレビ塔 菊池遼太さん)「名古屋の今は中部電力MIRAI TOWERが最初で、次は通天閣、次に大分の別府タワー、4番目がさっぽろテレビ塔、5番目に東京タワー、6番目に博多ポートタワーが続いています」
(宮永キャスター)「では東京タワーよりも歴史がある?」 (さっぽろテレビ塔 菊池遼太さん)「1年だけ歴史が長いという感じなんです」 今回、有形文化財に選ばれる理由も、この長い歴史がきっかけでした。
(さっぽろテレビ塔 菊池遼太さん)「建物としては50年以上経っているもので一定の価値が認められているものという決まりがありますので、来年春ごろに正式に決定されるということですので、本当に大変名誉なことだと思っております」
さっぽろテレビ塔はタワー6兄弟の4番目。 よく見ると長男の名古屋のテレビ塔によく似ていますよね。 そのさっぽろテレビ塔ですが、テレビ塔と言っても今は電波は送信されていないんです。 開業当初こそSTVやNHKが電波を出していましたが、1960年代には各局とも、手稲山に送信所を移しています。