男女3人に下痢や発熱などの症状 カンピロバクター食中毒で若林区の飲食店を3日間の営業停止処分〈仙台〉
仙台市は、若林区にある飲食店で食事をした3人にカンピロバクター食中毒の症状がみられたとして、この店を今月7日から3日間の営業停止処分としました。 仙台市によりますと、先月29日に若林区新寺2丁目の飲食店「対馬家」で食事をした20代の男女3人のうち2人に下痢や発熱などの症状が出たと、今月3日、発症した本人から若林区役所へ連絡がありました。その後、もう1人にも同様の症状があることが分かり、仙台市保健所で調査した結果、3人に共通するのはこの店の食事のみで、便から食中毒の原因となる菌、カンピロバクター・ジェジュニが検出されたことから、店の食事を原因とする食中毒と断定しました。 3人は、アジフライや白キクラゲのサラダ、マッシュポテト、お造り5点盛り(マグロ、サーモン、ホタテ、イカの塩辛、クジラ)、牛バラ焼きのほか、鶏レバーを使ったレバニラ炒めを提供されていました。 カンピロバクター食中毒は加熱が不十分な鶏肉料理により発生することが多く、仙台市は鶏肉を扱う際は十分に加熱することや、他の食品に菌が付かないよう調理器具の熱湯消毒や手洗いをするよう呼びかけています。
仙台放送