積水ハウスが博報堂と実施しているAI解析に基づく「駆けつけホームセキュリティ」開始
積水ハウスは、博報堂と協力して行っている「生活モーメント」のAI(人工知能)解析に基づく住宅の防犯サービス「駆けつけホームセキュリティ」を始める、と11月22日発表した。在宅時の行動や家の状態から防犯に関する行動習慣を可視化し、料金に反映する。防犯・セキュリティ対策事業のALSOK(アルソック)がサービスを行う。12月13日に受け付けを開始する。 生活モーメントは、生活ログから分かる居住者の特徴的な生活意識が現れる瞬間。AI解析で生活習慣、行動の源泉(潜在意識)の可視化を進めたところ、居住者が認識する防犯意識と行動習慣に差があることが分かった。さらに家族の在・不在も高い精度で予測可能になった。そのため、データ活用で可視化した居住者の行動習慣による料金変動サービスが実現した。
駆けつけホームセキュリティは、積水ハウスのスマートホームサービス「PLATFORM HOUSE touch(プラットフォームハウスタッチ)」の一環。窓鍵センサー、玄関ドア錠、火災警報器といったプラットフォームハウスタッチの設備が異常を検知してALSOK に自動通報すると、ガードマンが駆けつける。ガードマンの警備状態は離れた場所からもアプリで確認できる。
アプリには窓、玄関ドア、照明の操作など防犯関連の行動習慣を生活ログに基づいて分析したアドバイスを表示。防犯行動の可視化によって居住者の意識を高め、行動改善を促すことができる。月額料金はALSOKの警備費を含む税込みで「Normal」6160円、「Good」5610円、「Excellent」5060円と変動する。防犯の行動習慣を反映した料金設定は世界で初という。