「JBL TOUR PRO 3」や高級サウンドバー、“耳を守る”ヘッドホンまで - ハーマン秋冬新製品をチェック
■その6:機内エンタメを楽しむトランスミッタ機能搭載 6つ目のポイントはトランスミッター機能の追加だ。これはTOUR PRO 3のスマート充電ケースを3.5mmまたはUSB-Cで有線接続することで、イヤホンに音声信号を送信することができる機能となる。飛行機の機内エンターテインメントを楽しんだり、テレビの音声をTOUR PRO 3で聴くなど様々な用途に利用できることに加え、ここにAURACAST機能を組み合わせることで、対応する複数のイヤホンやスピーカーへと音声を同時送信することも可能だ。
その他の仕様として、Bluetoothはバージョン5.3をサポート(LE Audio対応予定)。周波数特性は20Hz~40kHzで、イヤホン本体はIP55の防水性能を備える。連続使用時間はLDAC接続/ノイズキャンセリングオン時でイヤホン本体で約7時間、充電ケース併用で最大約28時間。LDAC接続/ノイズキャンセリングオフ時はイヤホン本体で約8.5時間、充電ケース併用で最大約34時間となる。
大ヒットを記録した前モデルの「JBL TOUR PRO 2」は、想定よりも男女問わず幅広い年齢層に受け入れられたというが、TOUR PRO 3についてはターゲットユーザーを「20~30代の男性ビジネスパーソン」に設定しているそうだ。これはフラグシップとして多機能化し、よりガジェット的な側面を強めたためだが、音質の要であるドライバーにメスを入れるなど抜本的な進化を目指した本モデルにおいても、JBLファンのみならず想定外のユーザーからの支持を獲得できることに担当者は期待を寄せた。 なお、JBLの完全ワイヤレスイヤホンとして、この他にもいくつかのモデルが参考出品された。 エントリーモデルとなる「WAVE BEAM 2」は、新たにノイズキャンセリング機能を搭載。価格を抑えつつ、4カラー展開で新規層の獲得を狙う。フタなし充電ケースが特徴の「WAVE BUDS 2」は、ノイズキャンセリング機能と最大2台の同時接続が可能なマルチポイント対応を進化点として登場する。