【フォーミュラE第11/12戦上海E-Prix】タイトルコンテンダーのポルシェとジャガーが優勝を分け合うも、ランキング首位キャシディがリードを広げる
明暗分かれたポルシェ・・・ウェーレインが痛恨のノーポイント
翌日曜日に行われた第12戦。午前中に行われた予選ではジェイク・ヒューズ(NEOM MCLAREN FORMULA E TEAM)がファイナルストフェル・バンドーン(DS PENSKE)を下し、今季初のポールポジションを獲得。なんと1000分の1秒差という近年稀に見る接戦を制してのポール獲得となった。 2位にバンドーン、3位アントニオ・フェリックス・ダ・コスタ(TAG HEUER PORSCHE FORMULA E TEAM)、4位には20-21シーズンの王者、ニック・デ・フリース(MAHINDRA RACING)がつけた。 タイトル争いの中心にいるジャガー勢はキャシディが5番グリッド、エバンスは6番グリッドとまずまずの位置につける中、ポルシェのウェーレインは13番グリッドスタートと予選で低迷。決勝での追い上げが期待された。 前日より1周少ない28周で行われた第12戦。今回の主役はエバンス、キャシディでもウェーレインでもなくダ・コスタだった。 第11戦より周回数が少ないためレースは前日に比べ速いペースで行われた。ダ・コスタは序盤スタート順位である3番手を守りながら走っていたが、16周目のターン1でトップに浮上。 トップにたったダ・コスタは周回を重ねるごとに2位以下とのギャップを広げていき、トップの座を守り切り優勝、ベルリンに続き今季2勝目となった。 ポールポジションスタートのヒューズはノーマン・ナト(ANDRETTI FORMULA E)とのバトルを制し2位表彰台を獲得。フォーミュラE参戦2戦目にして初の表彰台獲得となった。3位のナトも今季初の表彰台獲得している。 ランキング首位のキャシディはレース中にヒューズとの接近戦によりフロントウイングにダメージを追うも最後まで走りきり4位でフィニッシュ。一方、タイトルを争うライバルたちにとって第12戦は厳しい結果に終わった。 ランキング2位のウェーレインは中断から上位進出を目指していたが、サム・バード(NEOM MCLAREN FORMULA E TEAM)と接触。この接触でパンクを喫してしまったウェーレインはピットインを強いられてしまった。レースに復帰するも20位でのフィニッシュでノーポイント。ここまでキャシディとは僅差での戦いが続いていたが、ここにきて25ポイントという大差をつけられてしまった。
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