ラリージャパンで無許可車両がコースに侵入 主催者も「スタート地点を塞いだ」と事実認める 安全上の理由で岐阜県のSS12がキャンセル
23日 世界ラリー選手権最終戦ラリージャパン第3日(SS10~16、愛知県豊田市、岐阜県恵那市など) ◆ラリージャパン、頭文字D「藤原とうふ店」の激走!【動画】 ラリージャパンでラリーマシンが競技している最中に一般車が侵入する問題が発生。3日目の3つ目の競技区間となった岐阜県のSS12が安全上の理由で途中でキャンセルとなった。大会公式映像によると、トヨタのエルフィン・エバンス(英国)がスタート地点で待機している際に前方にワゴン車が停車する場面が映し出されていた。 国際自動車連盟も「安全上の問題が発生したためSS12は中止となった。7台目の競技車がステージをスタートする直前に無許可の車両が侵入し、スタート地点を塞いだ」と発表した。 X(旧ツイッター)でも現場にいたとみられる見物者が写真入りで投稿し、「コースを逆走する形で猛スピードで突入してきて、スタート前のエバンス号の目の前で正対して停止」「一般車がコース内に侵入するトラブル発生」などと報告が寄せられた。 SS12は岐阜県恵那市の山間部を走る22.79キロのステージでエバンスよりも前にコースインした5台がゴール。総合首位を守るヒョンデのオイット・タナク(エストニア)らを含む後続のマシンはアタックせずに迂回(うかい)路でタイヤ交換ゾーンに向かった。 2022年の大会では一般車が競技中のコースに進入し、逆走。ラリー車両とあわや衝突の緊急事態に直面したことがある。 SSはスペシャルステージと呼ばれ、一般車が立ち入らないようにコースを封鎖し、ラリーマシンが区間タイムを計測する。
中日スポーツ