佐々木朗希獲得へ、ドジャースGM“4大アピールポイント”で絶対の自信
ロッテからポスティングシステムを行使してメジャー移籍を目指す佐々木朗希投手(23)の獲得へ、本命視されるドジャースのB・ゴームズGM(40)らフロントが11日(日本時間12日)、争奪戦必勝の「4か条」を掲げた。テキサス州ダラスで行われているウィンターミーティングは3日目。既に朗希は交渉期間に入っており、Wソックスなどの参戦も明らかになった。20球団以上とされる争いが、さらに熱を帯びてきた。 本命には本命の理由がある。昨季は“マネーゲーム”で大谷、山本らを獲得したドジャースだが、「25歳ルール」でマイナー契約しか結べない(メジャー出場は可能)朗希獲得へは、チームの魅力を伝えて口説き落とすしかない。取材に応じたゴームズGMが、アピール材料の一部を明かした。 〈1〉強いぞ! 「ワールドシリーズで優勝することができた」と胸を張った同GM。13年から12年連続でポストシーズンに進出し、大谷、ベッツ、フリーマン、スミス、山本らと長期契約を結んで21世紀の常勝軍団を築きつつある。現時点で全30球団で最も安定した強さがあるのは間違いない。 〈2〉日本人活躍するぞ! WBCで同僚だった大谷と山本の存在が心強いことは言うまでもないが、過去には野茂、黒田、前田ら多くの日本人が活躍。さらにトレーナーら裏方にも日本人が多数在籍し、シーズン中にはクラブハウスでもすしが振る舞われることがたびたびある。同GMは「日本のスーパースターをサポートするためのインフラが整っている」と自信を見せた。 〈3〉成長できるぞ! ド軍は今季、新加入のT・ヘルナンデスが自己最多33本塁打を放ち、途中加入のエドマン、フラーティらも終盤に大活躍。「スーパースターでも、彼らのベストを引き出すことに集中するコーチ陣がいる」(同GM)。マイナーの育成にも定評があり、能力を最大限発揮できる土壌はある。 〈4〉LAいいぞ! 前日10日には、フリードマン編成本部長が、アピールすることを問われ、最初に挙げたのが「この都市(ロサンゼルス)と近隣地域のこと」。西海岸で日本からも近く、気候も安定して春秋も比較的温暖で雨は少ない。大都市とあって日本食が手に入りやすい環境も魅力だ。 朗希獲得を「最優先事項」と掲げる王者ド軍。20球団以上という大争奪戦の中、盤石なアピール材料がそろうからこそ「本命」に挙げられている。(安藤 宏太)
報知新聞社