【大村ボート(ナイター)一般】衰え知らずの牧宏次 30年目の再加速
<4日・大村ボート・初日> 直前の津で5年ぶりのVを飾ったデビュー30年目の牧宏次が、今節もベテランらしい堅実な走りを披露している。 2日目は4枠の1走。カドからコンマ08のトップSを放ち、鮮やかなまくりを決めて今節初勝利を収めた。これで初日から3、2、1着と着取りは右肩上がり。好リズムで予選を折り返した。 前検に「やばいな」と嘆いていた舟足も、「直線タイムがいいし全体的にいい感じですよ」と航跡通りに上昇ムード。長年培ってきた調整力を駆使して、足作りも着々と進んでいる。 2025年前期適用勝率は6.26で4年ぶりのA1返り咲きを決めた。「全く意識していなかったけど、ラッキーだね」とにんまり。 3日は横浜DeNAベイスターズが見事に日本シリーズを制した。牧は神奈川出身とあって大の横浜ファン。「宿舎で喜びすぎました。涙があふれ出て、おかげで減量できましたよ」。冗談交じりにそう言えるのも、気力も機力も充実しているからこそ。横浜優勝にもあやかりつつ、まずは今年10回目の予選突破をもくろむ。