「初めて大きなハードルが浮上」米ESPN敏腕記者がエース不在の森保ジャパンに私見「上田に最も近い選手かもしれない」と期待するのは?
“4番目の選択肢”で挙げたのは――
森保一監督が率いる日本代表は、11月シリーズで北中米ワールドカップ・アジア最終予選のインドネシア&中国とのアウェー2連戦に臨む。 【画像】年内ラスト、インドネシア・中国と対戦!W杯アジア最終予選で敵地での連戦に挑む日本代表招集メンバーを一挙紹介! 森保ジャパンはここまでの予選4試合で3勝1分。無敗でグループ首位を走る。順調に8大会連続8度目のW杯出場に向けて歩みを進めているなか、今シリーズでは1つの懸念がある。 エースの上田綺世が怪我のため選外に。攻撃のキーマンを欠く現状に、アジアサッカー通のガブリエル・タン記者は米大手ネットワーク『ESPN』に「上田綺世の大きな穴を埋めるために、日本は誰に頼る?」と題した記事を寄稿。「おそらく同予選で初めて、大きなハードルが浮上した」とし、私見を述べた。 タン記者はまず上田の非凡な得点力に言及し、加えて「サムライブルーの前線をリードする能力は、チームが最高のサッカーをするために極めて重要だ」と評する。 「日本代表の森保一監督はフォーメーションに関係なく、常にストライカー1人でプレーすることを好むため、上田は相手チームの守備陣からダブルチーム、さらにはトリプルチームで見られる状況に常に対処しなければならない。 彼はこの任務を忠実に、かつ見事に遂行する。その強力なホールドアッププレーは、チームメイトに道を切り拓くのだ。上田の役割により、南野拓実、久保建英、三笘薫といった選手たちが、より深い位置や広いエリアから相手チームに大きなダメージを与えることが可能になった」 では、その上田の代役は誰が適当なのか。タン記者は「古橋亨梧と前田大然の2人をはじめ、非常に優秀な選択肢がある」とする一方で、古橋と前田に関しては「たとえ両者がプレッシングの第一ラインとして同等の守備の労働力を提供したとしても、上田ほどのフィジカルはない」と見解を示す。 続けて、「ターゲットマンタイプでは、エールディビジのNECに所属する小川航基の方が良いだろう」と論じるが、「それでも、彼は国際レベルでは比較的新人であり、森保監督が彼をスポットライトの下に押し出すほど大胆であるかどうかはまだ分からない」という。 そして“4番目の選択肢”で挙げたのが、大橋祐紀だ。今夏に移籍したブラックバーンでの活躍に触れ、こう続ける。 「オフ・ザ・ボールの動きで他の選手のためにスペースを開け、体格以上に力強くプレーする能力と、鋭いゴールへの目を持つ大橋は、今回の代表活動で上田に最も近い選手かもしれない」 果たして指揮官は誰を最前線に据えるのか。その采配に注目が集まる。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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