勝負はティーアップの“位置”を探すところから始まっている! あえて左右に寄せることでミスを減らせるって本当!?
ティーアップの位置はコースの形も考慮すべき?
また、三浦氏は「ティーイングエリアやホール自体の形状によっても、ティーアップする位置は適宜調整したほうが良い」と話します。 「よく『ティーイングエリアは、ゴルフコースで唯一平らな場所だ』という人がいますが、実はティーイングエリアも目を凝らしてみてみると細かな起伏や傾斜が付いていることがあります」 「主な理由として、まずコース管理者が芝の生育を促すために撒いた目砂が長い期間をかけて蓄積し、地表が小さくうねっているということが挙げられます。ほかにも、雨が降った後にティーイングエリアの表面に水が溜まらないよう、排水目的で傾斜が付けられている場合もあります」 「ティーイングエリアの保護には大切な処置ですが、少なからずティーショットに影響を与える可能性も考えられるので、やっぱりできるだけ平らな場所を選んだ方が良いでしょう」 「さらに、ティーイングエリアあるいはティーマークは、常に狙うべき方向に向かって設置されているとは限らない点を覚えておきたいものです」 ティーイングエリアが傾いている方向はホールごとにまちまちですが、ごく一般的な「バックティー」や「レギュラーティー」と段々畑のようになっているものに関しては、大抵の場合後ろに向かって傾斜が設けられています。 これには、排水設備が間に合わなくなって、前方のティーへ溢れかえってしまうのを防ぐ働きがあるとされています。 三浦氏によると「アドレスをとる位置とティーを指す位置で傾斜の度合いが微妙に異なっていることもあるため、それぞれの上にまっすぐ立ってみて、なるべく体重がかかっていると感じる足が同じになるようなところを選ぶと良い」と話します。 ティーショットは、各ホールのスタート地点として非常に重要なショットなので、幸先の良いスタートが切れるよう、ティーアップする位置にも気を遣うと良いでしょう。
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