●　「運転が苦手」な人にオススメなアシスト機能 　福：フェルさんは試乗の際にお試しいただいていないようなので、ここで補足させてください。新しいMINIは、アシスト機能も充実しています。例えば、全車に「リバースアシスト」という機能が付いています（動画）。これは例えば細い山道を上がっていって、その先が行き止まりでUターンもできない状況だったりした時に、いま来た道をそのままボタン一つで自動で戻って来られる仕組みなんです。 　F：そんな仕組みが……。 　福：走行速度や距離などに条件はありますが、いま来た道のハンドル操作をクルマが覚えていて、そっくりそのまま自動で逆に走ってくれるんです。混み合った狭い駐車場に入って、奥まで行ったら満車だったとか、もう切り返しもできなくてバックするしかない、という状況でもボタン1つでグーって。 　F：うわー。試せばよかった。そんな機能があるとは知りませんでした。 　福：パーキングアシストも付いていますので、MINIは可愛くて使い勝手が良いだけではなく、ちょっと運転や駐車が苦手という方にもお勧めできるクルマであることをお伝えしていただけるとうれしいです。 　F：分かりました。必ずお伝えします。いや試しておけばよかった。今回は大変お世話になりました。ありがとうございました。 　一同：ありがとうございました。 　「カリスマティック・シンプリティ」（とことんシンプルに）なるコンセプトの下、新たにBEVもラインナップされた4代目MINI。セールスも好調なようで、街中で見かける機会も多くなりました。電子デバイス満載で、何と行き止まりの道を自動でバックできる機能まで付いているそうです。試乗も大歓迎とのこと。新生MINIの出来栄えを、ぜひ一度お試しあれ。 　（フェルディナント・ヤマグチ）

●　MINIにコンパーチブルモデルがあるの、知ってる？ 　こんにちは、AD高橋です。 　2023年11月にミニカントリーマンが発表され、2024年3月にミニカントリーマンのEVモデルとミニクーパーの3ドア、6月にEV専用モデルのエースマンとミニクーパー5ドアが日本に導入された第4世代のミニシリーズ。10月には新たにミニクーパーコンバーチブルがラインナップに加わりました。 　コンバーチブルは第1世代からラインナップされている、歴史あるモデル。今回から「ミニ」という車名が「ミニクーパー」になったように、「ミニコンバーチブル」も「ミニクーパーコンバーチブル」へ車名が変更されています。 　ミニクーパー3ドアモデルをベースに、オープンボディにしたコンバーチブルは今や希少な存在。ハッチバックをベースにした4座オープンといえば、古くはホンダ「シティカブリオレ」や日産の「マーチカブリオレ」、レアなところでは初代トヨタ RAV4に設定された「RAV4ソフトトップ」などがありましたが、現在は絶滅しています。 　日本に導入された輸入車でも、かつてはフォルクスワーゲン ゴルフやプジョー 205などにカブリオレが設定されました。フォルクスワーゲン ニュービートルとザ・ビートルにカブリオレが設定されましたが、2016年に生産終了。クライスラー PTクルーザーにもカブリオが設定されましたが2010年に生産が終了しています。フィアット500Cも日本向けの生産が終了しました。 　そんな中で第4世代のミニにもオープンモデルが用意されたのは、オープンカー好きとして、とてもうれしいトピックです。