札幌冬季五輪、消滅に地元落胆 「仕方ない」冷静な受け止めも
招致にわずかな望みをつないでいた2034年の冬季五輪・パラリンピックの可能性がついえたことについて、札幌市のスポーツ関係者からは30日、一様に落胆の声が上がった。一方、市民には「仕方ない」と冷静な受け止めが広がった。 北海道障がい者スポーツ協会の武田功事務局長(55)は「残念としか言いようがない」と声を落とした。札幌まで遠い自治体が多い北海道ではパラスポーツに取り組みたくてもできないことがあるといい「開催による機運醸成を期待していた」。 「あまり気にしていない」と話すのは札幌市の会社員(52)。財政負担の懸念から、市に招致するだけの余裕があるのか疑問に感じていたという。