「年のせい」とあきらめないで、まずは始めよう! トレーナーが教える「いくつになってもケガをしない体」に変えるストレッチ・筋トレ法
最後に、ケガを予防するためのストレッチ と、先ほど紹介した正しい腕立て伏せについて、イラストで紹介しましょう。 ■正しいストレッチと筋トレのやり方 ■腰の関節に負担をかけない胸のストレッチ ①いすに浅く座って足を手前に引き、つま先を床に着ける。両手をお尻のうしろで組む ②肩をうしろに引きながら胸を張り、肘を伸ばす。胸に心地よい張りを感じる位置まで伸ばしたら、楽に呼吸をしながら10秒間キープ ③一度元に戻ったら一呼吸おき、3セット繰り返す
※床に座って行うと背中全体が丸まりやすい。背骨に負担がかかるうえ、胸の筋肉が伸ばしにくくなるので注意 ■手首の関節に負担をかけない腕立て伏せ ①うつ伏せになったら、両手を肩幅の2倍程度に広げて肘を伸ばし、かかとから頭までを真っすぐに伸ばす。指先は斜め外側に向け、指先を開く ②息を吸いながら3秒かけて肘を曲げて胸を床に近づけ、2秒かけて息を吐きながら元に戻る ③これを6~10回、1分の休息を挟んで3セットを目標に行う
※手と手の幅が狭く、指先を正面に向けてしまうと、手首に負担がかかるので注意 (イラスト:竹口睦郁)
坂詰 真二 :スポーツ&サイエンス代表、フィジカルトレーナー