【MLB】 パドレスが佐々木朗希にふさわしい5つの理由 佐々木にとって理想の育成環境か
日本時間12月17日、MLB公式サイト「MLB.com」のAJ・カサヴェリ記者が、パドレスが佐々木朗希の新天地としてふさわしい理由を5つ挙げた。 2024年オフシーズンの移籍情報まとめ 佐々木朗希の代理人ジョエル・ウルフはウインターミーティングにおいて「(パドレスは)佐々木が真剣に検討する球団になるだろう」とコメント。かねてから言われていたようにパドレスは佐々木争奪戦の有力候補になりそうだ。 パドレスが佐々木にふさわしい理由は、まずパドレスが強豪であるということだ。ウルフは「私が言える一番のことは、彼が今年も過去も、チームの総合的な成績に注目しているということだ」と、佐々木が移籍先の成績を重視する可能性を示唆した。パドレスは過去5年で3回プレーオフに進出。今季は93勝を挙げ、世界一を成し遂げたドジャースを追い詰めた。 2つ目の理由となるのは、パドレスが日本と深いつながりを保っている点だ。パドレスには佐々木も尊敬するレジェンドであるダルビッシュ有がおり、フロントのシニアアドバイザーには野茂英雄がいる。マイク・シルト監督は「有は関与するだろう」と、佐々木との面談にダルビッシュが同席し、球団の売り込みを手助けするのではないかと語っている。 3つ目の理由が、パドレスが本拠を置くサンディエゴがビッグマーケットではない点だ。ウルフは「彼がこれまで経験してきたことやメディアとのやり取りで楽しい経験がなかったことを考えると、日本から来た彼にとって、小規模または中規模市場のチームの方がソフトランディングとして有利かもしれないという議論もある。そうかもしれない」と語っており、ニューヨークやボストン、ロサンゼルスといった大都市の市場が不利になる可能性を示唆した。サンディエゴはMLB4位の平均観客動員数を記録するなど野球熱が高い一方で、全国規模で大々的に注目を浴びる市場ではない。これも佐々木獲得を後押しする要素かもしれない。 4つ目の理由は、パドレスが投手育成の環境として優れている点だ。ウルフも佐々木が育成環境を重視すると語っており、パドレスはまさにそれを体現する球団のひとつだ。パドレスは名伯楽として知られるルーベン・ニエブラ投手コーチの就任以来、投手育成において先進的かつ進歩的だという。また、セス・ルーゴやマイケル・キングといった元はリリーバーだった投手を、徐々に先発投手の労働量に慣らしながら開花させた実績もある。これまでイニング数が限られていた佐々木にとっては、理想的な環境かもしれない。 5つ目の理由はサンディエゴの温暖な気候、そして投手有利のペトコ・パークを本拠地とできることだという。佐々木の契約の正式発表は、来年の国際FA期間が始まる1月16日以降。佐々木は今週中にも候補球団との面会を始めるかもしれない。