「忘年会いく奴はみんなバカ…だと!」幹事を任されても当日ドタキャンがあたりまえ。若者たちがささやく「残業代も出ないのに行く意味なし」は通るのか?
12月も10日を過ぎた。忘年会にすでに参加したという人も少なくないだろう。危機管理コンサルタントの平塚俊樹氏はこう話す。 「昨今、会社の忘年会は減りつつあると聞きます。若い世代が参加したがらないと嘆く昭和世代も多いですね。お酒を飲む文化が減っていたり、コスパタイパが悪いなんてイメージも強いのでしょう。ランチだけとかそもそも開催しないとか、さまざまなスタイルがあるようです。これも多様性というんでしょうかね」 入社後に先輩から飲み会の作法を教わった昭和生まれからすると、驚きを隠せない。 「昭和世代の忘年会はセクハラ・パワハラの温床、なんて若い人には思われているようですよ。危機管理の観点から見ると、昭和世代側も参加しない方が無難なのかもしれません」 今回は、まさに「忘年会アンチ」を自負する20代の男性に話を聞いた。 --------------------------------------------------------------------------
菅原翔太さん(仮名・28歳)は都内に勤める会社員だ。上司とのやりとりに面倒臭さを感じることが多いと話す。 「連絡したのに聞いていないだのやり方が違うだのぐずぐず言ってくるので、マジでウザいな~と思いながら仕事をしています。あと電話。一番やりにくい。今どきスラックやラインで済む話をいちいち電話で言ってくる感じとか、本当にダルいです。だって文字で残ってた方が後の証拠になるし、良くないですか?」 典型的な若者世代だ。 「飲み会とかも、すぐに誘ってくる感じが嫌ですね。そもそも会社でこんなに一緒にいるのにどうして飲みにいかなきゃなんないの?って感じですよ。友達でもあるまいし。残業代も出ないのに…。ここ数年でやっと是正されてきていますが、うちの会社は歓迎会と忘年会はまだ撤廃されていなくて、どうしても参加しなきゃならないってムードがキツいっすね」。 だが、こんな翔太さんでも最初のうちは参加をしていたそうだ。 「そりゃあ。新人時代は先輩の言うことは絶対だと思ってたんで参加してましたよ。でも行ってもなんの収穫もなかったんですよ。会社の愚痴とエロ話で生産性ゼロ。2年目くらいから徐々に誘いを断ったり、ドタキャンしたりしています。マジで意味ない」 先輩たちも、こんなふうに言われているとは思ってもいないだろう。
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