セックスレスなのに「風俗NG」はアリ?結婚後のパートナーへの性制限どこまで許される?30代女性「私は細身で『胸が大きい人と仲良くしたい』と言われても満たしてあげられない」
■レス状態でも相手の風俗利用はNG?カウンセラー「本当にがんじがらめになる」
既婚者マッチングアプリ「ヒールメイト」の調べによると、配偶者とセックスレス状態に「ある」が43.9%、「ややある」が24.3%で、約7割がセックスレス夫婦なのが現状だ。「どちらが拒否をしている?」との問いには、男性は自分14.1%、妻が拒否25.6%、どちらでもない60.3%、女性は自分31.1%、夫が拒否7.3%、どちらでもない61.6%との回答を得た。 ヒールメイトでは、レス当事者の既婚男女に「配偶者が性風俗を利用するのを許しますか?」との調査も行っている。こちらでは、レス男性は許す16.5%、許さない33.0%、仕方ないと諦める28.5%、分からない22.0%となり、レス女性は許す13.5%、許さない48.0%、仕方ないと諦める18.0%、分からない20.5%だった。また、Xでは「レスられ側」からの「妻が拒否…風俗も不倫もダメで逃げ道がない」「風俗ってどうなの?と聞いたら裏切りだと…じゃあ早くレスを治してくれ」といった声が出ている。 夫婦問題カウンセラーの高草木陽光(たかくさぎ・はるみ)氏によると、自分にセックスレスの原因があったとしても風俗利用を許さない人は、「結構いる」という。「身動きが取れず、本当にがんじがらめになる。妻が気づかなければ、ずっと離婚もせず、縛られたまま苦しんでいる夫もいる。第三者を入れにくい話だが、入れないと解決は難しい」。 ミチさんは「夫から『つらい』と打ち明けられて、それに寄り添えなかったなら私側の責任。夫婦間の話し合いがしっかりできているかが大事だ」と語る。アイさんは、レスなのに風俗NGの女性に対して、「理解しがたい。相手に我慢させっぱなしで、夫婦として対等ではない」との考えを示す。 高草木氏のもとには、「女性が『夫がしてくれないが、受け入れなければいけない』と、落とし所に悩んでいるケースもある。どうにかしないといけないとは理解しつつ、気持ちをどのように納めれば良いか分からない」といった相談が寄せられているという。