ラブホテルで「部屋選び」の最中に…サレ妻が依頼した探偵事務所「張り込み」のヤバすぎる全容
プロの「尾行」「張り込み」の実態
探偵の姿としてみなさんがまずイメージするのは、対象者の後をつけたり、家の前などで張り込んだりしているところではないでしょうか。そのイメージ通り、浮気調査で行う方法としてもっとも代表的なのが、「尾行」や「張り込み」です。契約後調査開始するところから、証拠を取るまでを順を追ってお話していきましょう。 まず始めに行うのが対象者の確認です。つまり夫の外見を把握する必要があります。顔写真に加えて、全体の雰囲気が分かるよう、全身写真も渡してください。動画があればもっといいですね。この時、浮気相手の情報ももし入手できていれば伝えておきましょう。最近はSNSで顔写真なども分かることがありますからね。 調査は基本的に、ずっと尾行。それから張り込みですね。対象者と不倫相手会っているところを写真に撮って、分かれたら今度は相手を尾行してそちらの家を割る。「割る」というのは突き止めることです。たいていは会社の出口を見張っておいて、出てくるところから尾行しますね。不倫相手との密会は仕事の後の場合が多いですから。ただし、営業などで外回りが多い仕事の場合は、その途中で会っている可能性もあるため、日中も尾行することになります。 調査はだいたい二人で行うことが多いですね。多くても四人。大きなオフィスビルなどであれば出口が複数あるので、手分けをして張り込みます。また、長時間に及ぶことも多いので、交替要員も必要です。尾行では遠くからでも分かるよう、服装や歩き方、全体の雰囲気を把握して、それを目印に後をつけていきます。 見失わないようにするのはもちろんですが、まずいのが、相手に気づかれてしまうパターンです。探偵調査がバレてしまうと証拠を押さえにくくなってしまうからです。そのため帽子を被ったり、上着を脱いだりしながら雰囲気を変えて、同じ人物が後ろをつけてきていると見えないように工夫します。人の多いところではすぐ横にいますね。例えば電車なら、降りる駅が分かるよう同じ車両に乗ります。 やっかいなのが、どこといって特徴のない人。なぜか分からないのですが、人混みの中ではどうしても溶け込んでしまって見失いやすいんですね。それから警戒している人もやりにくいです。振り向いたり、車だと急に止まったりする。一度対象者が詐欺師だったことがあります。電車に乗るふりをして乗らないなど、撒くテクニックがあるため大変でした。