森保監督は「クロップ監督のよう」 遠藤航が語った現リバプール指揮官との違いと共通点
スロット監督の下で出場機会が減少も「試合勘で大きなギャップが生まれることはない」
日本代表は現地時間11月14日、翌日に控えた2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア予選のインドネシア戦の前日会見を実施した。森保一監督と遠藤航(リバプール)が出席したなか、日本のキャプテンが森保監督とリバプールのアルネ・スロット監督の違いについて言及している。 【現地の映像】遠藤航が会見後にインドネシアメディアに囲まれる人気ぶりのワンシーン 遠藤は昨季イングランド1部リバプールへ完全移籍。前ユルゲン・クロップ監督の下で年間43試合3ゴール1アシストを記録した。クロップ氏が退任し、2023-24シーズンからはアルネ・スロット監督が就任。遠藤はスタメンから外れ、ここまで公式戦8試(166分間)の出場に限られている。 そんな状況下ではあるが、会見で出場時間について指摘されると「個人的にはずっと試合も何百試合も出ているなかで、試合勘で大きなギャップが生まれることはない」と回答。「試合出ていないなかでもしっかりと練習をしているなかでコンディションキープしていますし、代表に関して言えばキャプテンとして高いパフォーマンスみせないといけない。自信を持ってプレーするだけ」ときっぱり言い切った。 「パフォーマンスを見られているのは分かったうえで、維持できるように与えられたチャンスのなか100%全力でやっていくだけかなと思う」 また遠藤は、日本代表の森保監督と所属するクラブの指揮官について「守備に関して言えばベーシックな部分は変わらない。スロット監督は前線含めてハードワークを求めるので、そこは森保さんが大事にしている部分とリンクする」と共通点を指摘する。 そのうえで「攻撃に関して言えば、スロット監督はよりポジショナルで1つ1つのポジションをより細かく配置する監督」と今季指導を受けている指揮官のスタイルに言及。一方で「森保さんはベースのやり方があるなかでフレキシブル、4枚3枚みたいな状況を選手に選択肢を与えている」と、森保監督と攻撃面のイメージが異なる点を伝えた。 「(森保監督は)昨シーズンのクロップ監督のような印象」 遠藤はリバプール加入から重要な戦力として重宝してくれた前監督のユルゲン・クロップ氏を引き合いに出し、森保監督の指導スタイルを言葉で表現していた。
FOOTBALL ZONE編集部