マンチェスター・U、新監督の初陣飾れず…電光石火の先制弾も追いつかれ昇格組イプスウィッチとドロー!
現地時間24日、イングランド・プレミアリーグは第12節が行われ、マンチェスター・ユナイテッドは敵地ポートマン・ロード・スタジアムでイプスウィッチ・タウンと対戦した。 ファン・ニステルローイ暫定政権を無敗で乗り切ったユナイテッドは、いよいよアモリム新監督の初陣を迎えた。ファン・ニステルローイ暫定監督からのいい流れを引き継ぎたいユナイテッドは開始わずか2分、右サイドを突破したディアロの折り返しを、ニアサイドに走り込んだラッシュフォードが合わせて電光石火の先制点を手にする。 幸先よく先制したユナイテッドがその後も圧倒するかに思われたが、昇格組のイプスウィッチがここから巻き返していく。まずは11分、右サイドからの折り返しを、ペナルティーエリア手前のスモディクスがダイレクトで狙うが、これはGKオナナが横っ飛びではじき出した。 ユナイテッドはバイタルエリアでイプスウィッチの選手を捕まえきれず、次々にチャンスを作られてしまう。40分には、ロングパスで左サイドを抜けたレイフ・デイビスのラストパスを、ゴール前で受けたデラップがシュート。決定機だったが、至近距離からのシュートはGKオナナが伸ばした右腕一本ではじき出した。 先制の絶好機を逸してしまったイプスウィッチだが、43分に試合を振り出しに戻す。ペナルティーエリア手前右で受けたハッチンソンがカットインして左足を振り抜くと、頭でクリアしようとマズラウィが触るも及ばず、ゴール左上へと吸い込まれイプスウィッチが同点に追いついた。 1-1のまま迎えた後半も、イプスウィッチがチャンスを作る。52分、右からの折り返しをニアサイドに飛び込んだデラップがヒールで流し込むが、ここもGKオナナがファインセーブで切り抜けた。 56分にカゼミーロとエヴァンズを下げてショーとウガルテを投入したユナイテッドは、さらに68分、ラッシュフォードとエリクセンを下げてホイルンドとザークツィーを投入。前半よりもボールを保持し、盛り返すことに成功したが、なかなか決定機が作れない。 互いに決め手を欠いたまま迎えた86分、ユナイテッドはガルナチョを下げてマウントを投入し勝負に出る。しかし、アディショナルタイムの4分間でも決勝ゴールは生まれず。互いに勝ち点1を分け合う結果に終わり、ユナイテッドはアモリム新監督の初陣を勝利で飾ることはできなかった。 ■試合結果 イプスウィッチ 1-1 マンチェスター・U ■得点者 イプスウィッチ:ハッチンソン(43分) マンチェスター・U:ラッシュフォード(2分)