「どうせ無理だなと思っていた」45歳で大学生になった相川七瀬、それでも学び直しを決めた理由
学びたいという意欲があれば、自分に合った学びの方法は見つけられる
――相川さんのように「学び直したい」「新しいことを学びたい」と思っている方も多いですが、一方で一歩踏み出すことを躊躇している人も少なくありません。 相川七瀬: 私が大学に入学したというニュースを耳にした方々から「自分も実はやりたかったけど、仕事や年齢のせいにしてやってこなかった。でも、七瀬ちゃんのニュースを聞いて、やる気になったよ」という連絡をもらいました。こんなに多くの人が、学びたいという意欲を持っているんだなと驚きましたね。 大人になってから学ぶというのは、時間やお金などさまざまな問題もあるけれど、求めれば必ず自分にマッチする学びの方法があります。学ぶことで広がる世界がたくさんありますし、求めることをやめないで、信じて飛び込んでもらいたいなと思いますね。人生の視野が広がることは刺激的で、最大のアンチエイジングだと思っています。 コロナ禍で、これからの世の中になんとなく不安を感じて「何かしなきゃいけない」と思っている人は多いと思うんです。不安があるからこそ前に進めるっていうのはあると思うので、今の不安を思いっきりバネにして、少しでもやりたいことがあるなら、そこに手を伸ばして欲しいです。 ----- 相川七瀬 1975年、大阪府生まれ。歌手。1995年、シングル「夢見る少女じゃいられない」でデビュー。翌年、NHK「紅白歌合戦」に初出場を果たす。2001年に結婚し、同年長男を出産。2007年には次男を、2012年には長女を出産する。2018年に高卒認定試験に合格し、2020年國學院大學神道文化学部に合格。2022年9月23日『赤米フェスタ』に出演予定。 文:清永優花子 (この動画記事は、TBSラジオ「荻上チキ・Session」とYahoo! JAPANが共同で制作しました)