iPhoneがペットボトルに フリマサイトで「すり替え詐欺」被害相次ぐ【詳細版】
大手フリマサイトで「すり替え詐欺」と呼ばれる被害が相次いでいます。購入者がクレームをつけて売り主に返品する際に、価値の低い別の物を送り返して、商品をだまし取る手口です。どう防げばよいのでしょうか。 【画像】iPhoneがペットボトルに 枠組みだけになったプラモデルも… すり替え詐欺の実態とは?
■すり替え詐欺の手口とは?
20代男性 「返送していただいて、返ってきた中身が全くiPhone(アイフォーン)とは別の物で」 30代女性 「よく見たら、プラモデル自体が全く違う商品で。すり替えられていたってことに気が付いた」 すり替え詐欺の手口は、フリマサイトで出品した商品を購入者に発送したところ、後日「不良品だった、返品したい」などと連絡が来ます。 そこで返品に応じて返金すると、送り返されてきた商品は、すり替えられた偽物やゴミ。出品者は代金を受け取れず、商品も失うというものです。
■iPhoneがペットボトルに…
被害に遭った男性に話を聞くことができました。 20代男性 「iPhoneもなく、売上金も入らずという本当に泣き寝入り状態です」 男性は、9万5000円でiPhone13 proを出品。購入されたため、初期化して発送しました。しかし、その後にこんな連絡があったといいます。 購入者 「スマホのパスワードを教えて欲しいです」 被害者 「初期化した状態じゃなかったですか?」 「試してもらっていいですか? 購入者 「開かないです」 iPhoneにロックが掛かっているとして返品したいと言われ、男性は仕方なく応じることにしました。しかし、戻ってきた箱の中にはiPhoneではなく…。 20代男性 「水の入ったペットボトルだったという。ちょっと頭が混乱したけれど、やられたなという感じ。まさかこういった詐欺に合うとは思ってなかった。衝撃的でした」 「送ったiPhoneが返品されない」と抗議の連絡を入れます。 被害者 「届いた物がペットボトルだったので、運営に報告しますね」 それに対し、購入した人物は…。 購入者 「運営に中身が違うことを問い合わせお願いします」 証拠がないと開き直っているのでしょうか。男性は警察に相談をしています。