「東京五輪へつなぐ」バレー中田久美監督、新鍋理沙、石井優希、佐藤美弥
佐藤美弥「いただいたチャンス、結果を残したい」
アジア大会のメンバーに選ばれた時点では、正直、右肩のけがの状況を探り探りでやっていて、あまり練習量を上げられていなかったのですが、アメリカ遠征が終わってから少しずつ練習に参加するようになって、みんなとプレーできる楽しさを感じました。自分がやりたいと思ったことをもっと形にしていきたいですし、もっともっと調子を上げていきたいと思います。 けがをしている状態でもメンバーに選考していただいた。「チャンスは当たり前のものじゃない、頑張りたい」という思いは強かったのですが、なかなかプレーができなくて葛藤もありました。それでも自分自身だけが不安というわけではなく、スタッフもそういうのをわかった上で選んでくださったので、他の選手に不安を与えてしまわないように、自分がぶれてはいけないと思いました。 アジア大会もそうですが、目の前の大会や試合に照準を合わせて戦っていくことが東京オリンピックにつながっていくと思います。チームとして試合を重ねるごとに成長していくことはもちろんですが、東京に絶対出られる選手は決まっていないので、一つ一つの大会がチームの中での戦いになっていく、そういうチャンスは何度もないと思うので、そのチャンスをつかむためにもチームとしても個人としても結果を残したいと思います。自分が入ったことによってチームにいいリズムが生まれる、いいテンポのバレーが展開していけたらいいと思います。