甲子園とは無縁でも…ドラフト上位指名を受けた天才野手(6)高校通算83発も…プロでは4倍以上に!?
京都国際(京都)の優勝で幕を閉じた2024年夏の甲子園。過去には甲子園で大活躍し、プロ入りした選手が数多くいる。一方で、聖地への出場は叶わなかった選手でも、ドラフト上位指名を受けた例は少なくない。ここでは、甲子園に縁がなかったものの、高卒でドラフト上位指名を受けた現役野手を紹介したい。(※今季成績は8月28日時点)
中村剛也
投打:右投右打 身長/体重:175cm/102kg 生年月日:1983年8月15日 経歴:大阪桐蔭高 ドラフト:2001年ドラフト2巡目 プロ23年目を迎えている中村剛也も、甲子園には縁がなかった選手である。 大阪桐蔭高(大阪)時代から持ち前の長打力でホームランを量産し、高校通算で放った本塁打数は「83」。在学3年間で甲子園出場はできなかったが、ドラフト2巡目で西武ライオンズから指名を受けてプロ入りした。 将来の大砲として期待されると、2008年は143試合に出場して打率.244ながらも46本塁打、101打点をマーク。本塁打王とベストナインを獲得するとともに、チームのリーグ優勝・日本一に大きく貢献した。 さらに、翌2009年には128試合の出場で打率.285、48本塁打、122打点をマーク。圧巻の成績を残し、打撃2冠(本塁打王、打点王)とベストナインに輝いた。 2011年は統一球にもかかわらず、全144試合の出場で打率.269、48本塁打、116打点を記録。同年も打撃2冠(本塁打王、打点王)とベストナインを獲得し、球界屈指のスラッガーに君臨した。 2022年、8月12日の楽天戦ではプロ通算450本塁打を達成。史上14人目となる偉業を成し遂げた。 だが、今季の西武はこれまでに類を見ないほど苦しんでおり、中村自身も現在はファーム調整中。41歳のベテランは、ここから巻き返せるのだろうか。
ベースボールチャンネル編集部