全米メディアも堀口恭司“2冠快挙”に興奮「年に一度米国で防衛戦」「下になっても攻撃的で立ち技応酬制す」
RIZIN初代バンタム級王者の堀口恭司(28、AT)が14日(日本時間15日)、ニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデンで行われた「ベラトール222」でベラトール世界バンタム級王者のダリオン・コールドウェル(31、米国)に挑戦し3-0で判定勝利、総合格闘技「UFC」に次ぐメジャータイトルを日本人として初めて獲得した。この堀口の快挙に全米メディアも注目、今後の防衛戦の行方も含めて大きな扱いで報道した。 米のスポーツ専門メディアのESPNは「RIZINバンタム級王者の堀口がベラトールのベルトも手にする」との見出しを取り「ベラトールのバンタム級王者が正式に日本のものとなった」と堀口の勝利を伝えた。「この試合はベラトールと日本を拠点とするRIZINによる2大プロモーションによる戦いだった。この7か月で堀口はコールドウェルに2度目の勝利を収めた」と、大晦日に行われた「RIZIN.14」でも堀口がコールドウェルに1本勝ちしていたことを紹介した。 この日の試合内容については、「5ラウンドの再戦はゆったりとしニューヨークの観客から多くのブーイングが起きた。コールドウェルはテークダウンを奪ってもダメージを与えられなかった。彼は堀口の手首を抑えていたが、ダメージを与えようとする意志が見られなかった。逆に堀口は肘打ちや下になりながらもパンチを打った。また第4ラウンドにはコールドウェルをとらえ左腕にダメージを与えた」とレポート。コールドウェルの消極性と堀口の打撃が勝敗の分かれ目になったことを指摘した。 また今後については、こんなニュースを明らかにした。 「コールドウェルのベルトは大晦日のRIZINの試合にはかけられていなかったが、この金曜日の試合結果で、堀口は今、RIZINの契約下にありながら両方の団体のチャンピオンとなった。このプロモーションの取り決めの一部により、RIZINはタイトルの防衛戦のために堀口を1年に1度ベラトールに送り出すことになる」 堀口は、今後も1年に一度米国でのベラトールの興行で、このベルトの防衛戦を行うことが義務づけられているようだ。