全米メディアも堀口恭司“2冠快挙”に興奮「年に一度米国で防衛戦」「下になっても攻撃的で立ち技応酬制す」
ニューヨークの地元紙であるニューズデー紙も、堀口のタイトル奪取を伝え「ベラトール222でのコールドウェル対堀口の再戦は重要な意味を持っていた。コールドウェルはベラトールのバンタム級王者として日本のRIZINバンタム級王者の堀口とそれぞれのプロモーションの2冠をかけてタイトル防衛に臨んでいた」と試合の背景を説明した。 記事は、試合展開にも触れ、「コールドウェルは彼の背の高さを生かして、いくつかの綺麗ななキックを決め興奮をもたらす第1ラウンドをスタートさせた。だが、戦いの多くでコールドウェルは堀口をグラウンドに持ち込みながら、その先に進めなかった。堀口は戦いのほとんどでケージに背を付けて座っていたが、打撃を与えることができた。そして彼は判定で勝利を収めた」と堀口の戦いを称え、判定が「48-47」、「49-46」(2人)だったことを報じた。 その上で「3人のジャッジは第1ラウンドをコールドウェルに付けた。第2ラウンドでも1人が彼にポイントを入れた。残りのラウンドはすべて堀口が支持された」とスコアの内容を明らかにした。 また同紙は、ベラトールのスコット・コーカー代表とRIZINの榊原信行CEOが「堀口がベラトールのベルトを獲得した際には、RIZINとベラトールの両方のベルトを防衛していく予定となる」と語っていたことを伝え今後“2冠”の防衛戦になるという見通しを明らかにした。 総合格闘技専門サイトの「MMA・ジャンキー」も「堀口がコールドウェルを判定で下し2つのプロモーション王者へ」との見出しを取り“2冠”となったことに注目した。同サイトは「コールドウェルは、第1ラウンドで優位に立ったが、堀口は攻勢に出た。(大晦日の)日本での戦いは堀口が、第3ラウンドにTKO勝ちを収めていた。この夜の再戦は、リングがケージに変わり、3ラウンド決着が5ラウンド判定勝利になったが、状況の変化が違った結果をもたらすという考えに終止符を打ち、アジアの選手として初めてベラトールの王者となった」と快挙を称えた。 さらに堀口が初の“2冠王者”となったことを紹介。 「堀口の次の戦いは何か? ベラトール王者の防衛か? RIZINのタイトルの防衛か? 時間だけがそれを教えてくれるだろう」とまとめた。