光り輝く「八岐大蛇」展示…奈良・達磨寺、年越しイベントで
聖徳太子ゆかりの達磨寺(奈良県王寺町)の「方丈」(江戸時代前期、県指定文化財)で31日午後11時から約2時間、年越しイベントとして光り輝く「八岐大蛇(ヤマタノオロチ)」が展示される。
オロチは八つの頭と尻尾を持ち、幅約7メートル、高さ約2メートル。来年の 干支えと 「 巳(み )」に合わせて制作された。食器などを包むクッション材を切り出し、ウロコに見立てて約3万枚を貼り合わせ、全身を細かく表現。内部のLEDで様々に色を変え、ライトアップされる。
町内に住む 盛一(もりとき) 保洋さん(57)が半年がかりで仕上げた。電機メーカーに勤める傍ら、趣味でリサイクルアートに取り組んでいて、昨年も不要な洗濯ばさみ8000個でドラゴンを作り、方丈に展示した。
28日に会場を訪れた盛一さんは「幻想的な光で浮かび上がる作品を、除夜の鐘を聞きながら楽しんでもらえれば」と話した。
1月1~3日も午前10時~午後3時に公開し、午後5~7時にライトアップ。