【変わる水泳の授業】児童はスイミングスクールへ プロの指導で水と触れあう 教員の負担も軽減 福岡
この取り組みが始まった背景には学校現場を悩ませる、ある理由がありました。 ■6年生の担任・金川祐太朗 教諭 「学校だと衛生管理上の薬の管理・水の管理があるので、だいたい1日20分~30分を割く。それがないだけでもありがたいですし、プロに教えてもらっているのが担任としてもうれしいと思います。」 教員たちはプールを使用するための掃除や点検、さらに授業前後の水質検査など負担が大きかったといいます。メリットは教員たちだけではありません。 この学校の水泳授業では、2つの学年の子どもを2人の教員が指導していました。スイミングスクールでは4つのグループに分けて6人のプロのインストラクターが指導し、子どもたちは泳ぎを上達させているということです。
■児童 「泳ぎ方がこうした方がもっと進むよとか教えてくれるので、こっちの方が早い。」 「ここは屋根があるからあんまり暑くないけれど、学校は屋根がなかったからめっちゃ暑かった。」 「室内だから、こっちの方が僕は好きかな。」 さらに、新型コロナで水泳授業が行えなかったことで、子どもたちの泳ぐ力に差が生じていましたが、その改善にもつながっているようです。 ■ベストスイミングクラブ・小石原 努さん 「水が怖いお子様が多いなという印象。(新型コロナで)海やプールに行けなかったというのはあるのかなとは思います。水に触れあうきっかけが何かあれば、違ったとは思うのですが。」 プールの老朽化などから変わり始めた学校での水泳授業。近くにスイミングスクールがあるかなど課題はあるものの、学校での水泳授業の見直しが進められています。