福田龍彌が芦澤竜誠に戦慄の秒殺KO勝ちで「これがDEEPの王者です。強いっしょ?」【RIZIN.49】
RIZINの10回目の大晦日大会となる「RIZIN DECADE/RIZIN.49」(12月31日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ ※ABEMA PPV等で配信)でDEEPの2階級同時制覇王者の福田龍彌(MIBURO)が芦澤竜誠(フリー)を相手に戦慄の秒殺KO勝ちを収めた。 この対戦は芦澤の指名で実現。大会の約2週間前に電撃発表された。 1R、サウスポーの福田とオーソドックスの芦澤。前手で距離を探りながら福田が圧をかける。そして福田が一瞬の踏み込みで左ストレートを打ち込むと芦澤がダウン。福田は追撃のパウンドを落としたところでレフェリーが試合を止めた。試合は54秒の秒殺KO劇だった。 福田は試合後のマイクで「取ったどー! まず芦澤君、ご指名、ありがとうございました。これがDEEPの王者です。強いっしょ? 13年戦ってきて、みんなに喜んでもらえる戦いというのは得意なので、またチェックしてください、よいお年を。オブリガード」とさらりと挨拶した。
試合後の会見で芦澤は「悔しいっすね。いや見えなかったですね、パンチが。飛ばされましたね。(相手の印象は)一緒だったけど、やっぱうまかったっすね。また頑張ります。応援お願いします」と語るとそのまま席を立った。 福田は「会見のときも言ったんですけど、ちょっとでもすきを見せたらすぐ狩りにいくからと。その通りって感じです」、フィニッシュについては「距離の詰め合いとかでまあ、どう動く生き物かはだいたい分かったから、動く矢先にぶち込んだって感じです。あれを狙って練習してきたってわけでもない。“こんなもんじゃないよ、まだまだ”っていうのはちょっと思っていることなんですけど」などといつも通り淡々と語った。
またDEEP王者としては「チャンピオンとかになると、今回も負けたらやっぱ団体が否定されるというか、しかも2階級持っちゃっているからね。今日、万が一負けちゃったらやばいからそういう意味でホッとしているのもあります」と安ど。 芦澤に指名されたことについては「なんていうんですかね。なめんなよという気持ちはもちろんあるけど、それよりも、今回、試合が決まったときに、僕の周りが“マジで?”っていう感じ。普段、応援してくれている人らの分の、そういう人の思いを含めてやってきた年数が違いますよね、っていうのも試合で分からそうと思っていたから、まあそれができてよかったなとは思います」などと語った。
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