【キャベツのベストな切り方は?】切り方次第で消化酵素が約18倍も変わる!
物価高が続く今、スーパーの品揃えを見て「この野菜、こんなに高かったっけ?」「昔はもっと安かったのに……」と驚愕することも多いですよね。だからこそ、買った食材は徹底的に「お得に食べたい」。そんな方におすすめなのが、シリーズ累計45万部のベストセラーの決定版『完全版 その調理、9割の栄養捨ててます! 調理科学×栄養がとれる食べ方のコツ』(世界文化社)。 【切り方を写真で一目瞭然】キャベツの切り方ひとつで栄養も食感もこんなに違う! 本書は、東京慈恵会医科大学附属病院 栄養部の濱裕宣さん、赤石定典さんが監修を務めており、無駄なく食材を通して栄養を摂ることができるよう、最新の調理科学×栄養学をもとに食材の捨ててはいけない部位や正しい切り方・調理法などを紹介した一冊。今回は、本書から一部抜粋しクイズ形式で、今すぐ活用したい「野菜の栄養の豆知識」をご紹介! 第2回は「キャベツの栄養吸収を高める切り方のコツ」について。 皆さんはご存じですか?
キャベツのパワーを高める「ベストな切り方」は?
キャベツは、ブロッコリーや大根などと同じ「アブラナ科」の野菜。アブラナ科の野菜は消化を助け、潰瘍を防ぐ効果を持っており、キャベツは特にこの効果が高いのだそう。 そんな働きをより活性化させる「ベストな切り方」はなんでしょう? 気になる正解は……?
正解:キャベツサラダは「できるだけ細かくカット」がお得!
「キャベツは、ブロッコリーや大根などと同じ『アブラナ科』の野菜。アブラナ科の野菜は消化を助け、潰瘍を防ぐ効果を持ちますが、キャベツは特にこの効果が高い野菜。まさに食べる胃腸薬なのです。この働きは細かくすればするほど活性化し、切らない場合と比較すると18倍にもなるのです。胃が疲れていると感じた時に食べるなら、できるだけ細かく切るか、ジューサーなどですりつぶして、スムージーにするなど用途ごとに切り方を変えてみましょう」
キャベツのパワーをさらに高める!
たんぱく質を代謝する力は大根の3倍以上! 「消化を助けてくれる野菜として有名なのは大根ですが、キャベツの消化・代謝活性は大根の3倍以上! 健康野菜として知られるブロッコリーと比較するとほぼ5倍。ビタミンUは胃を守る効果と併せて、弱った胃腸を助け、粘膜を修復してくれる力を持っているのです」 キャベツは刻めば刻むほど消化率17.9倍に! 「キャベツの消化パワーは生の状態で活性化しますが、70℃で失活してしまうため、加熱はしないほうが◎。また、刻むほど二消化率はUP! 食べるときに脂質があると消化酵素が高くなります。おすすめは、マヨネーズ。卵を使ったものなら3倍、大豆でも2倍以上アップ」