群馬県勢は男子の高崎、女子の健大高崎ともに初戦敗退 春の高校バレー
ジャパネット杯「春の高校バレー」第77回全日本バレーボール高等学校選手権大会が5日、東京体育館(東京都渋谷区)で開幕し、群馬県代表は男子の高崎、女子の健大高崎ともに1回戦で敗れた。高崎は強豪の昇陽(大阪)に食らいついたが、ストレートで敗退。健大高崎は富士見(静岡)と対戦、第1セットを奪ったものの、第2、3セットを落とした。 【トーナメント表】第77回春高バレーの男女別組み合わせ 男子の高崎は、打ち込んだボールのラインアウトや選手の間にボールが落ちるお見合いで失点が続いた。タイムアウトを使い切り、「切り替えろー」との声も飛んだが、昇陽の強烈なアタックを防ぎきれず、第1セットを落とした。 第2セットは、主将の岩井や桜井の力強いアタック、軽やかなフェイントで巻き返しを図り、ベンチに突っ込みながらも必死に食らいついたが、徐々に差が開きストレートで敗退。岩井は「納得のいくプレーができなかった。楽しもうと思って臨んだが、やっぱり勝ちたかった」と悔しさを吐露した。(堀川玲) ◇ 立ち上がり、スムーズに試合の流れに乗った女子・健大高崎は、エース村上とサウスポー隅田川のスパイクが炸裂、第1セットを奪う。 ところが第2セットは富士見ペース。「スパイクの強弱、コースの打ち分けがうまかった」と佐々木監督。対策をとるがパワーに押され、セットを奪い返された。第3セット、村上らが意地を見せたが及ばず、「全国で1勝」の目標はかなわなかった。 両ひざを負傷し高校3年間の半分をリハビリに充てたという主将の武者は「がんばってきてよかった。でも悔しい。メインコートで試合をしたかった」と涙をこらえながら語った。(石毛紀行)