年末迎え「ハマのアメ横」大盛況 物価高でも低価格「薄利多売で」 商店街が懸命努力
「アメ横」といえば東京・上野が有名ですが、横浜にある「ハマのアメ横」と呼ばれる商店街もにぎわいを見せています。そのワケを取材しました。 【画像】バナナにピーマン、カブなど11点買って会計2340円!? 「暮迫るセール」も
■「お客さんのために」商店街が懸命努力
横浜市の保土ケ谷区と西区にまたがる「松原商店街」。年の瀬の27日は、多くの買い物客が訪れていました。 ニンジンがたくさん入って1袋150円。およそ1メートルあるゴボウは2本入って250円。お買い得です。 青果店「外川商店」では、飛ぶように商品が売れていきます。 品を出しては物が売れ、片付ける時間もないため、ひさしに向かって箱をポイ。この空き箱投げは名物となっています。 段ボールを持参した夫婦。バナナにピーマン、カブ…食材が次々と段ボールに運ばれて行きます。11点のお買い上げで、会計は2340円でした。 夫婦 「(Q.これだけ買って2340円はどう?)安いですよね」 およそ80店舗が軒を連ねる松原商店街は、欲しい物が安く手に入ることから「ハマのアメ横」とも呼ばれています。そんな人気の商店街を襲っているのが物価高です。 青果店 店員 「(Q.今年の値段はどうなんですか?)高いです」 「(Q.去年と比べどれくらい違う?)2割くらい高いかな」 それでも「お客さんのためになるべく低価格で販売したい」と、店側は懸命に努力をしています。
■物価高でも低価格「薄利多売で」
昭和50年創業の「肉のえんどう」。ビルの最奥にある「ハマのアメ横」の中でも屈指の人気店です。店内で発見したのは…。 肉のえんどう 遠藤絹子さん 「(Q.「暮迫るセール」とは?)クリスマスセールに引っ掛けて、主人が『暮迫るセール』にしたの。主人はダジャレが得意なの」 主人 「何が得意だよ、おやじギャグだよ!」 「暮迫るセール」では、宮崎牛のリブロースが100グラム1300円、切り落としは100グラムで570円。年末用の特売価格で、店主は「よその店よりかなり割安だ」と胸を張ります。 「暮迫るセール」でお客さんに喜んでもらうため、店主は創業以来、付き合いのある問屋と交渉。仕入れ値を限りなく抑えることで、格安価格を実現しているのだといいます。 遠藤さん 「本当に薄利多売が店のモットー」 「(Q.高熱費・電気代も上がっているが?)そうよ、すごいのよね。だけど、できるだけ安くやって。だから、私たち給料安いの。いっぱい取れないの」 「(Q.切り詰めて、お客さんに還元している?)そういうこと」 購入したお客さんも満足そうです。 客 「やはり安い。物もいいですね。宮崎牛とか黒毛和牛とか」 客 「このおいしさのとりこになっています」 遠藤さん 「やっぱり、お客様が好き。お店が大好き。お客さんが安いし、おいしいと言ってくれる。その言葉がすごく励みになっています」 (「グッド!モーニング」2024年12月28日放送分より)
テレビ朝日