ニューオーリンズ車暴走、死者15人に 容疑者「人殺したい」と投稿
米南部ルイジアナ州ニューオーリンズ中心部で1日未明、車が次々に人をはねて少なくとも15人が死亡した事件で、バイデン米大統領は1日夜、容疑者が過激派組織「イスラム国」(IS)に感化されており、事件直前に「人を殺したい」と話す動画をインターネット上に投稿していたと明らかにした。 【写真まとめ】車が突っ込んだ現場付近の様子 FBIによると、車を運転していたのは南部テキサス州のシャムスディーン・ジャバー容疑者(42)。米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)は、ジャバー容疑者が2007年から15年まで米陸軍に所属し、アフガニスタンに派遣された時期もあったと伝えた。軍内ではIT関連や人事部門の仕事に携わっていたという。NYTは以前からイスラム教徒だったジャバー容疑者が、ここ数年は特に信仰に熱心になり、急進的な側面も見せていたという家族や友人の話を報じている。 1日には米西部ネバダ州ラスベガスのトランプ・インターナショナル・ホテル前でも電気自動車(EV)大手テスラの車両が炎上し、1人が死亡、複数のけが人が出ている。バイデン氏は、司法当局が二つの事件の関連の有無も含めて捜査していると述べた。【ニューヨーク八田浩輔】