家族が新型コロナに感染したら? WHO、自宅看病は「感染者と別の寝室・浴室を」
世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は16日の会見で、軽度の新型コロナウイルス感染者を自宅で看病する際について、「同じ家庭にいる他の人にも感染させるリスクがある」と指摘した。その上で「感染者と看病をする人が同じ部屋にいるときには双方とも医療用のマスクを着用し、感染者は他の人と違う寝室で寝て、別々の浴室を使用する必要がある」と述べた。
また「看病する人は一人とし、その一人は健康体であることが望ましい。いかなる場合でも、感染者と接触の後は手洗いを徹底する必要がある」とも訴えた。 新型ウイルスに感染した人は、「症状が改善した後も他者に感染させてしまう場合がある」とも述べ、症状が治まってから2週間は引き続き同様の措置を取る必要性を強調した。 テドロス事務局長はさらに、薬品など生活必需品の買いだめにも言及。薬などの品切れを引き起こすとして、買いだめを控えるよう呼び掛けた。
厚労省も「8つのポイント」呼び掛け
日本の厚生労働省も、「ご家族に新型コロナウイルス感染が疑われる場合 家庭内でご注意いただきたいこと~8つのポイント~」を発表している。8つのポイントは以下の通り。 (1)部屋を分けましょう (2)感染者のお世話はできるだけ限られた方で (3)マスクをつけましょう (4)こまめに手を洗いましょう (5)換気をしましょう (6)手で触れる共有部分を消毒しましょう (7)汚れたリネン、衣服を洗濯しましょう (8)ゴミは密閉して捨てましょう