円高転換を受け選びたい「為替感応度の低い」内需関連株
日銀の追加利上げで円高ドル安が進行、ここではドル円相場に左右されない為替感応度の低い内需関連銘柄に注目したい。その一角を占めるのがシステム開発株だ。写真は日銀の植田総裁(写真:ブルームバーグ)
注目されていた日本銀行の金融政策決定会合(7月30~31日開催)ですが、政策金利を0.25%に引き上げることを決めました。歴史的な物価上昇を沈静化させるためにアメリカは急ピッチに利上げを行ってきましたが、その効果が出てきたおかげでいよいよ利下げに転じようとしている状況で、日本は追加の利上げとなりました。 事前に利上げが行われるであろうことが報道されていましたが、追加の利上げによってドル円は一時1ドル=148円台まで円高ドル安に動きました。161円台まで円安ドル高が進行した際には為替介入を行ってさらなる円安進行を阻止しましたが、追加の利上げによって日米金利差が縮小し、2024年に入ってから続いていた円安ドル高トレンドはいったん終了になったと考えてよいでしょう。アメリカの利下げ次第ではさらなる円高進行になるのかには注目でしょう。
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横山 利香