センバツ21世紀枠 近畿候補 「宮津天橋・丹後緑風」逃す /京都
2023年春に開催される第95回記念選抜高校野球大会(日本高野連、毎日新聞社主催)の「21世紀枠」の各地区候補校9校が9日に発表され、府高野連推薦の府立宮津天橋高校(宮津市・与謝野町)と府立丹後緑風高校(京丹後市)の連合チームは惜しくも候補校には選ばれなかった。 府北部の人口減少・少子化に伴う学校再編で宮津天橋は旧宮津と旧加悦谷、丹後緑風は旧網野と旧久美浜を統合して20年に発足した。それでも両校は新チームの部員がともに9人に満たなかったため、初めて連合チームを組んで秋季府大会に出場。初戦の2回戦で同志社国際との接戦を制して勢いに乗り、3、4回戦では甲子園出場経験のある京都外大西、福知山成美に勝ってベスト8入りする快進撃を見せた。 合同練習もままならず、チームプレーなどに不安を残したままのスタートだったが、一戦ごとにチームがまとまりを見せた。準々決勝で龍谷大平安に敗れたものの、府高野連は「人口減少下でひたむきに取り組む姿勢、活躍が地元の希望となった」などと評価。連合チームとしては初めて推薦校に選出していた。【矢倉健次】 〔京都版〕