最上級ディスプレイオーディオ、どんな感じ? カロッツエリアDMH-SF700で「COCCHi」を使ってみた
ナビアプリ「COCCHi」を試す
Google MapsやApple純正マップなど無料で使用できる地図アプリもあるが、試しておきたいのは話題の「COCCHi(コッチ)」だ。 パイオニアが今年9月にリリースしたカーナビアプリである。 フル機能を利用するには月額350円のサブスク契約が必要となるが、この料金が安いと思えるほどの充実の機能を搭載している。 それというのもカーナビブランドとしてもっとも長い歴史を持つカロッツェリア直系のDNAを受け継いでおり、地図表示、目的地検索、ルート探索、ルート案内などすべての機能が本格的。カーナビを毎日使うようなヘビーユーザーをも満足させられるクオリティなのでご紹介しておこう。 まず、DMH-SF700の大型高精細ディスプレイに映し出される地図は、落ち着いた配色や読みやすい文字などによって、必要な情報を素早く読み取れる。 とりわけ重宝するのが、パイオニア独自の“スマートループ渋滞情報”だろう(写真下)。 渋滞地点がひと目でわかるうえに、信頼性の高い渋滞回避ルート探索をCOCCHiでも実現している。
COCCHiの大型更新 注目の新機能は?
また、音声案内の充実度も特筆でき、「国道〇号線に入ります」「5分道なりです」「3つ先の信号を左です」「右寄りの車線がおすすめです」と、地図を見ずに音声だけを頼りに走れるほどだ。 そして11月13日には初の大型アップデートが行われた。 ディスプレイオーディオ接続時のルートガイド中に、新たに「交差点案内図」が表示されるようになった(写真上)。 主要なポイントでリアルなイラスト図が用いられており、走行すべき車線や進む方向がひと目でわかる。 取材中に初めての道路を走る場面があったのだが、交差点の全体像を把握しやすくて安心感がグンと高まる。 個人的に気に入ったのは、Google Mapsとの連携だ。 Google Mapsで検索した気になるポイントを、COCCHiに出力できる機能が今回のアップデートで追加されている(写真下)。 検索は世界一のサーチ能力を誇るGoogleに任せ、簡単な操作で、COCCHiにルート探索やルート案内を引き継げるのは使い勝手がいい。