伊藤達哉、9年半過ごした欧州から日本に帰国へ…独2部の所属クラブが報告「移籍交渉のため母国に滞在している」
初のJリーグ挑戦へ
ブンデスリーガ2部マクデブルクに所属する伊藤達哉は今冬に日本のクラブへ移籍することを目指すようだ。 現在27歳の伊藤は18歳だった2015年夏に柏レイソル下部組織からハンブルガーSV(HSV)のU-19チームに加入。2017-18シーズンに当時1部の同クラブでプロデビューを果たしたドリブラーは2018年1月に正式にトップ昇格を手にする。2019年夏にはベルギーのシント=トロイデンに渡り、2022年1月にはHSV時代の恩師であるクリスティアン・ティッツ監督が現在も率いるマクデブルクに加入した。 そんな伊藤はマクデブルクでは昨シーズンまで主にサブとはいえほぼすべての公式戦に起用され続けていたが、今季は公式戦11試合の途中出場(1アシスト)に減少。そしてクラブは4日、公式ウェブサイトを通じてトルコでのウィンターキャンプに帯同しないことを報告した。同選手は「現在、家族の都合もあり、移籍交渉のため母国の日本に滞在している」と明かし、「午前中のトレーニングセッションの間、スポーツチーフのオットマー・ショルクがメディアに認めた」と伝えている。 『ビルト』が紹介したコメントによると、ショルク氏は最近一児の父となった伊藤とは「とても長い時間話したが、彼は明らかにホームシックになっている」とも語ったとのこと。また、「タツはとにかく素晴らしい人間なので、我々にとっては痛いことだ」と惜しむも、クラブはその移籍に「横槍を入れるつもりはない」と本人の希望を尊重する意向とも伝えられている。 なお、日本でのプロ選手としてのプレー経験のない伊藤だが、報道によると移籍先は未定とのこと。出身地である東京やその近郊に所在するクラブを中心に新天地を探しているという。