内山靖崇と島袋将が予選2回戦へ。望月慎太郎は世界70位に敗れる[ウィンブルドン]【テニス】
日本男子3名がウィンブルドンシングルス予選に出場
現地6月24日、今年3つ目のグランドスラムとなる「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン)のシングルス予選がスタート。日本男子では、内山靖崇(積水化学工業/同203位)と島袋将(有沢製作所/同246位)が予選2回戦に進出し、望月慎太郎(木下グループ/世界ランク143位)は敗れた。 【画像】日本男子3名が登場「ウィンブルドン」男子シングルス予選組み合わせ 24日から27日まで行われるウィンブルドン予選は、シングルス本戦が行われる本会場から車で約10分のローハンプトンにあるテニスセンターで開催。3試合を勝ち抜けば本戦の出場権を手にすることができる。 予選1回戦でティム・ファン・ライトーフェン(オランダ)と対戦した内山は、右肘の手術から1年4ヵ月ぶりに復帰したばかりの相手に、第1セットをタイブレークで失ってしまう。だが、第2セットも我慢強くサービスキープを続けて、タイブレークでは0-1から6ポイントを連取。7-6(3)でセットを奪い返すと、最終セットは一気に5-0とリードを広げて6-1と、サービスゲームで1ポイントしか落とさずに予選2回戦へ進んだ。 今月14日には第一子の誕生を発表している内山は、自身のSNSで「父親になってから初勝利なので忘れることのない勝利になりそうです」と綴った。予選2回戦では、元世界ランク7位で予選第9シードのダビド・ゴファン(ベルギー/同82位)と対戦する。 昨年の「ウィンブルドン」でグランドスラム初挑戦にして本戦入りを果たした26歳の島袋は、予選第14シードのヨゼフ・コバリク(スロバキア/同114位)と対戦、第1セットでは先にリードを許して追いかける展開となったが、4-5でブレークバックすると、第12ゲームも奪って7-5で先取する。 これで勢いに乗った島袋は、第2セット開始からリズムよくサービスキープすると、第6ゲームのチャンスを生かしてブレーク。このリードを最後まで守り切り、6-3とストレートで勝利した。予選2回戦では、イェスパー・デヨング(オランダ/同119位)と対戦。両者は2023年5月のチャレンジャー大会(クレーコート)で対戦し、島袋が6-3、6-1で勝利している。 昨年は予選を勝ち抜いて初のグランドスラム本戦入りを果たしている望月は、予選第2シードのヒューゴ・ガストン(フランス/同70位)と対戦。第1セットでは5度のブレークポイントを生かしきれずに6-7(5)でセットを失うと、第2セットも4-6とストレートで敗れた。 なお、日本人男子では、ダニエル太郎(エイブル/同83位)、西岡良仁(ミキハウス/同102位)、錦織圭(ユニクロ/同399位)がシングルス本戦から出場を予定している。
Tennis Classic 編集部