【みんなで考えよう】不登校の子どもの学びの場として、学校以外にどんな選択肢があると思いますか? #こどもをまもる
不登校の子どもが増え続けています。 文部科学省が公表した2022年度の調査によると、不登校の小・中学生は10年連続の増加となり、前年度から22.1%増の29万9048人と過去最多を更新しました。 こうした状況を踏まえ、文部科学省は2023年3月に「誰一人取り残されない学びの保障に向けた不登校対策(COCOLOプラン)」を発表。永岡桂子文科大臣は、不登校の子どもの学びの場を確保し、学びたいと思ったときに学べる環境を整えると表明しました。 具体的に取り組む内容として、不登校特例校(通常の学校より授業時間数が少ないなど、学校に行きづらい子どもが柔軟に学ぶことができる学校)の設置を、現在の24校から将来的に300校に増やすことを目標に掲げています。また、NPOやフリースクールなど民間団体との連携強化や、オンラインでの指導やテスト実施、メタバースの活用について実践事例を踏まえた研究を行うなどとしています。 学校以外での学びの場の整備が進む一方で、育児・教育ジャーナリストのおおたとしまさ氏は、不登校の子どもの教育現場にはさまざまな問題があると指摘します。 例えば、フリースクールなどの民間教育機関は、家庭の経済的負担が大きく、私立の小学校と同じくらいの学費が必要になるといいます。また、公的機関である教育支援センターは、子どもの社会的自立を支援するところですが、自治体によって設置状況が異なり、十分に機能していない現状があるとのことです。 不登校の子どもの学びの場について、どのような選択肢があると思いますか? 子どもを持つ保護者、教員、不登校の経験がある方は、自身の体験などから課題や理解を深めてほしいと感じていることはありますか? 具体的な場所や方法、またその課題などについて思うことを、この記事のコメント欄で教えてください。 Yahoo!ニュースはコメント欄のみなさんの意見や体験を通して、より深くニュースについて考えたり、多様な考えに触れたりできる機会を作りたいと考えています。今回いただいたコメントを抜粋・編集した上で、後日議論の流れがわかるようなコンテンツとして別ページにて掲載する予定です。いただいたコメントを取り上げさせていただく場合がございますのでご了承ください。みなさんの考えをぜひ聞かせてください。 「子どもをめぐる課題(#こどもをまもる)」は、Yahoo!ニュースがユーザーと考えたい社会課題「ホットイシュー」の一つです。 子どもの安全や、子どもを育てる環境の諸問題のために、私たちができることは何か。対策や解説などの情報を発信しています。