北海道の3か月予報 昨年に続き今年も厳しい暑さ・長い夏に
9月までと比べて、一気に季節が進んだ感覚に
10月になると、次第に気圧配置も秋らしくなり、高気圧と低気圧が交互に移動・通過することで晴れたり雨が降ったりします。 例年、この時期に寒気が流れ込むと、日本海の海面水温との温度差で雲ができて、日本海側で雲が広がったり時雨となったりします。今年(2024年)の10月は、後半になるにつれてそのような日が多くなりそうです。一方で、太平洋側は晴れる日が多くなる見込みです。 気温は、平年並みか高い予想となっています。9月までは平年より高い予想のため、10月は平年並みになるだけで、一気に季節が進んだように感じられそうです。また、10月19日は旭川と稚内、30日は網走で初雪の平年日を迎え、平地で雪が降ってもおかしくない時期となります。本格的な冬が近づいてくるため、この頃には暖房器具の確認をしたり、冬物の衣服を準備したりと、冬支度を進めると良さそうです。
日本気象協会 北海道支社 佐藤 雅義