実家の子ども部屋にある「即捨てアイテム」5選。消耗品から手放すとスムーズ
独立した子どもが使っていた部屋には、処分してもいいのか判断がつかないものがあふれて、なかなか片づけられないケースが多いです。そこで、整理収納アドバイザー・三條凛花さんが「実家の子ども部屋の片づけ」で準備するといいものや、すぐに処分したいものなどについて語ります。 【写真】子ども部屋に放置したままの化粧品は、中身が劣化している可能性も
まずは子ども部屋にあるものを分類する
独立した子どもの部屋を片づける準備として、まずは「燃えるゴミ」「燃えないゴミ」「捨て方不明」「要確認」「捨てない」の5種類の入れものを用意し、部屋にあるものを分類します。入れものは、箱でもゴミ袋でもOKです。
見つけたらすぐに処分してOKなもの
ここからは、子どもに確認しなくても捨てて問題ないものや安全性の観点からすぐに処分したほうがいいもの、それらを捨てるときの注意ポイントなどについて解説します。
●購入してから時間が経ってしまっている消耗品
ティッシュ、コスメ、電池、クローゼットの中の防虫剤や除湿剤などの消耗品類は、購入してから時間が経って品質が劣化している可能性が高いです。安全面からも、未開封でも処分しましょう。
●文房具は基本的に即捨て。ただし、ノートは注意
文房具は、劣化して書けなくなっている場合や、三角定規やコンパスなど、そもそも今後使う機会のないものもありますよね。そのほかシールやスタンプなど、実家に残したものは処分して構いません。 ただ、ノートは注意が必要です。「中身を見られたくない」「個人情報が書いてありそのまま捨てられない」といった問題があるので、中を開かずひとまとめにして「要確認」の入れ物へ。
●使っていない小型家電
音楽機器、デスクライト、目覚まし時計なども処分対象です。 注意したいのが、ゲーム機やゲーム、自分または友人が編集したと思われるCD・MDなど。使えないかもしれないけれど、売ったり、残したりしたい可能性があるので、こちらも「要確認」に入れましょう。
●衣類は肌着・くつ下から処分の判断を
年齢を重ねて、体型や好みが変わっている可能性が高い衣類。保存状態が良好なものでない限り、売るのも難しいですよね。 学生時代の服は、見つけたらすべて処分を。もし抵抗があるなら肌着やくつ下といった小物から捨てるとハードルが下がりますよ。
●中身が入っていない収納ケースやカゴ
収納グッズは、あくまでも生活しやすくするサポートをするためのもの。空なら取っておく必要はありません。プラスチックの収納ケースは5年程度で劣化してくると言われていて、長年放置したものは、壊れているのと同じ。安心して処分してくださいね。 「子どもは使わなくても自分が使う」と思われるかもしれませんが、ケースは色や形、大きさを統一したほうが使い勝手がよくなりますよ。よく検討してから新しいものを買ったほうが便利だと思います。
三條凛花